アメリカで自分のスマホをそのまま使える

ソフトバンクが提供する「アメリカ放題」は、アメリカ（米国）でスマホをそのまま使うことができるサービスです。滞在中は日本とアメリカへの通話とデータ通信が無料となり、追加料金は一切かかりません。

アメリカ放題の対象となる国は、アメリカ本土、アラスカ、ハワイ、プエルトリコ、アメリカ領ヴァージン諸島。一方で、アメリカ領でもグアムとサイパンでは使うことはできないので注意が必要です。

この記事では、アメリカ放題を利用するための条件のほか、実際にアメリカに到着したときに行う操作や設定、利用できるキャリア、注意点などについて解説します。

世界対応ケータイへの加入を確認する

アメリカ放題を使うためには、ソフトバンクの国際ローミングサービス「世界対応ケータイ」への加入が必要です。国際ローミングサービスとは、自分のスマホを海外でそのまま使えるようにするサービスです。ただし、海外で使ったときは日本とは料金体系が異なり、別途料金が発生します。

ソフトバンクでは世界対応ケータイに加入すると、自動的にアメリカ放題が適応されます。アメリカ放題では日本とアメリカへの通話、現地でのデータ通信が無料で使えます。

世界対応ケータイは、ソフトバンクでスマホの契約をしたときに加入していることが大半ですが、念のため自分の契約を確認しておくことをおすすめします。「My Softbank」アプリを開いて自分のアカウントでログインし、以下の手順に従って確認しましょう。

なお、手順内の画面に表示される料金プランなどは、筆者の環境のため参考に留めてください。実際には、みなさんご自身の契約内容が表示されます。

1My Softbankアプリでログインしてメニューを開く

My Softbankアプリを開いてログインしたら、左上にある［メニュー］アイコンをタップします。

2照会・設定を開く

メニューが開いたら［照会・設定］をタップします。

3プラン内容を確認する

［照会・設定］画面が開きました。［プラン・オプション］の右上にある［詳細を見る］をタップします。

4「世界対応ケータイ」を確認する

［プラン・オプション］画面が開きました。［オプション］をタップして画面を下にスクロールし、「世界対応ケータイ」に「0円／月」と表示されていれば加入済みです。ここに世界対応ケータイの表示がなかった場合は、［オプションを追加・解除する］をタップして世界対応ケータイに加入してください。

アメリカ到着後にスマホの電源を入れる

世界対応ケータイへの加入が確認できたら、アメリカ放題が自動的に適用されるので、そのままアメリカに行って自分のスマホを使うことができます。

アメリカに着いたらスマホの電源を入れてください。しばらくするとアンテナ部分のマークが立って、現地の電波をつかんでいることが確認できます。iPhoneの場合は、画面右上の端から下にスワイプしてコントロールセンターの画面にすると、左上に「Softbank」ではなく現地のキャリアの名前が表示されます。Androidの場合もステータスバーに表示されており、Samsung製スマートフォンの場合は左上に表示されています。機種によって確認方法が違うので注意が必要です。

なお、現地で使えるキャリアは以下の5社です。スマホによっては表示される名前が若干異なる場合があります。

• T-Mobile USA
• Verizon Wireless
• AT&T
• Union
• CLARO PUERTO RICO

アメリカでiPhoneの電源を入れてしばらくすると、現地キャリアの電波をつかみます。画面では「T-Mobile」と表示されています。

また、しばらくするとソフトバンクからアメリカ放題が適用された旨のメッセージが届きます。回線状況によってはメッセージが届きませんが、その場合でも上記5つのキャリアのどれかに接続されていれば、アメリカ放題が利用できます。

アメリカ放題が適用されたことを知らせるSMSが届きました。

ただし、この状態では電波をつかんでいるだけで、インターネット接続はできません。次項で説明するデータローミングをONにしましょう。

データローミングをONにする

1設定アプリからデータローミングをONにする

iPhoneの［設定］アプリで［モバイル通信］を開き、［SIM］の一覧から［SoftBank］をタップしてデータローミングの設定を変更します。

［データローミング］のスイッチをONにすると、画面右上に「4G」の表示がされました。

これでアメリカ滞在中の通話とデータ通信がすべて無料で使えるようになりました。