【Power Automateではじめる業務の完全自動化】実務直結のノウハウが満載! 本連載では、企業へのMicrosoft 365の導入や活用支援を手がける著者・太田浩史氏による、Power Automateを使った業務自動化のノウハウを提供します。

第6章|本番運用で役立つテクニックと大事な引継ぎ
LESSON 36

Power Automateの新機能をいち早く試す

Power Automateは、日々機能の追加や改善がされています。今後一般に実装される予定の新しい機能をいち早く試すこともできます。また、開発中の機能の情報も確認し、どんなものがあるかも見てみましょう。欲しかった機能もあるかもしれません。

実験的な機能を有効化する

新機能を試用するには、以下の手順で[実験的な機能]をオンに切り替えて保存します。この影響を受けるのは、設定を変更した自分だけであり、いつでも設定変更により元の状態に戻すことができます。

2023年8月の執筆時点では、[実験的な機能]によって、拡張された新しい数式エディターなどが利用できるようになっています。この数式エディターでは、数式が複数行で表示されるようになっており、複雑な数式を作成するのに便利です。数式を利用する機会が増えてきた場合には、[実験的な機能]の新しい数式エディターの利用もおすすめです。

ただし、[実験的な機能]は、Microsoftの正式なサポート対象外となっており、また、機能が変更や削除されることもあります。そうした事情を理解しながら利用してください。

Power Automateの新機能をいち早く試す|Power Automateではじめる業務の完全自動化

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ここもポイント!開発中の新機能を知る

Power Automateに関するMicrosoftが開発中の新機能は、「Microsoft Power Platform Release Planner」のサイトで公開されています。本書で扱ったクラウドフローは、[Power Automate]の[Cloud flows]にその機能が記載されています。英語だけなのが残念ですが、英語が苦手でも機械翻訳を利用するなどして読んでみてください。ときには役立つ情報もあります。

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