Xだけで交流がある人との通話が可能に

X(旧Twitter)の通話機能を使ったことはありますか?

「ゲーム仲間と初めてオフ会するけど、LINEは交換したくないな」
「推し活仲間と待ち合わせしたいけど、電話番号を教えるのはちょっと......」

そのようなときに役に立つのが、Xの通話機能です。普段から交流のあるXのアカウントとだけ通話ができるため、プライバシーを守りながらスムーズにコミュニケーションができます。

この記事では、便利なXの通話機能の利用方法について紹介します。

通話機能の概要と基本機能

Xの音声通話・ビデオ通話機能は、すべてのXユーザーが利用できます。2023年秋のサービス開始以来利用できる範囲が広がり、2024年2月28日以降はすべてのXユーザーが利用可能になりました。

個人情報の交換を最小限に抑えながら、Xで交流がアル相手とコミュニケーションを取れる点が便利です。ただし、スパムや迷惑通話を防ぐため、通話できる相手はDMでのやりとりを1回以上やったことのある人だけとなっています。

対応環境としては、iOSアプリとAndroidアプリの両方に対応しています。この記事ではiOSアプリの画面を例に操作を解説します

通話機能の操作方法

Xの通話機能の使い方は非常にシンプル。DMの画面で右上に表示される電話アイコンをタップし、音声通話かビデオ通話かを選ぶだけです。

実際の使用感は、音声品質は一般的な通話アプリと遜色なく、ビデオ通話の画質も申し分ありません。通話時の遅延も最小限に抑えられており、快適な会話が楽しめます。

1ダイレクトメッセージ画面を表示する

X(旧Twitter)で音声通話をする方法。DMのやりとりをしたことがある人と気軽に通話できる

Xアプリを開き、下部の封筒アイコンをタップしてダイレクトメッセージ画面を表示します。

2通話したい相手を選択する

X(旧Twitter)で音声通話をする方法。DMのやりとりをしたことがある人と気軽に通話できる

既存のダイレクトメッセージの会話から、通話したい相手を選択します。

3通話を開始する

X(旧Twitter)で音声通話をする方法。DMのやりとりをしたことがある人と気軽に通話できる

画面右上にある電話のアイコンをタップすると、音声での通話が始まります。

X(旧Twitter)で音声通話をする方法。DMのやりとりをしたことがある人と気軽に通話できる

その隣にあるビデオのアイコンをタップすると、ビデオ通話になります。

4通話を終了する

X(旧Twitter)で音声通話をする方法。DMのやりとりをしたことがある人と気軽に通話できる

音声通話中、①をタップするとスピーカーモード、②をタップするとミュート/ミュート解除が切り替わります。③をタップすると通話を終了します。

迷惑電話を防ぐための設定方法

Xの通話機能は便利な反面、迷惑着信に悩まされる危険性もあります。迷惑電話を防ぐための設定方法も見ていきましょう。

1設定画面を表示する

X(旧Twitter)で音声通話をする方法。DMのやりとりをしたことがある人と気軽に通話できる

左上のプロフィールアイコンをタップし、[設定とプライバシー]をタップします。

2[プライバシーと安全]を表示する

X(旧Twitter)で音声通話をする方法。DMのやりとりをしたことがある人と気軽に通話できる

プライバシーと安全]をタップします。

3[ダイレクトメッセージ]を表示する

X(旧Twitter)で音声通話をする方法。DMのやりとりをしたことがある人と気軽に通話できる

ダイレクトメッセージ]をタップします。

4設定項目を確認する

X(旧Twitter)で音声通話をする方法。DMのやりとりをしたことがある人と気軽に通話できる

設定の[ダイレクトメッセージ]画面を下にスクロールすると、[次のユーザーからの音声通話とビデオ通話を許可する]という項目があります。そこで迷惑電話を防ぐための設定が行えます。

[次のユーザーからの音声通話とビデオ通話を許可する]の項目では、着信できるユーザーの範囲を以下の中から設定できます。

  • アドレス帳に登録されているユーザー
  • フォローしているユーザー
  • 認証済みアカウント
  • 全員

初期設定では[アドレス帳に登録されているユーザー]と[フォローしているユーザー]に対して許可されています。もし[全員]に許可されていた場合は迷惑着信に悩まされる危険性が高いので、チェックを外しておくとよいでしょう。

プライバシーを守るための設定方法

プライバシーを守るための重要な設定が、もう1つあります。[次のユーザーからの音声通話とビデオ通話を許可する]の下にある、[常に通話を中継](または[通話のプライバシーを高める])という設定です。

X(旧Twitter)で音声通話をする方法。DMのやりとりをしたことがある人と気軽に通話できる

[次のユーザーからの音声通話とビデオ通話を許可する]の下に[常に通話を中継]という項目があります。

[常に通話を中継]をオンにすると、通話がXのインフラを介して中継されるようになり、あなたのIPアドレスが通話相手に見えなくなります。初期設定ではオフになっていますが、オンにすることをおすすめします。

自分のプライバシーは自分で守る必要があります。新機能を使い始める前に、安全のための設定をしっかり確認しておきましょう。知らない間に個人情報が漏れてしまうことを防ぐためにも、自分に合った設定を行うことが大切です。

通話がつながらない場合は?

Xの通話機能が利用できない場合は、次に挙げる点を確認してみましょう。

まずは基本的なチェックとして、Wi-Fiやモバイルデータなどのネットワーク接続が正常かを確認します。通信が不安定な場合は、Wi-Fiの電波が強い場所に移動するか、モバイルデータ通信に切り替えてみましょう。

また、アプリを最新版にアップデートしているか確認してください。古いバージョンのままだと、通話機能が正常に動作しない可能性があります。

それでもつながらない場合は、以下の設定を見直します。

  • 相手とのDMのやりとりが1回以上あるか
  • 自分のプライバシー設定で相手が通話可能な範囲に入っているか

上記を確認しても解決しない場合は、アプリの再起動や、最後の手段としてアプリの再インストールを試してみてください。

これからどのような機能が登場する?

Xの通話機能は今後さらに進化する予定です。グループ通話機能や画面共有オプションなど、新機能の追加も計画されているとのこと。

ビジネスユーザー向けには、複数管理者での設定共有や追加のセキュリティ設定など、企業ニーズに応える機能も充実させていく予定です。

連絡先を交換することなく、Xのアカウントだけで通話ができる――。新機能の音声通話によって、オンラインの交流はより豊かになるでしょう。個人情報を守りながら気軽に話せる点は、現代のコミュニケーションツールとして大きな魅力といえそうです。