iPhoneの画面をあえて白黒に

仕事中についiPhoneを触ってしまうこと、ありますよね。

SNSの新着チェック、LINEでニュース確認、スマホゲームにログイン......と、今する必要はないのに、気がつけばiPhoneを手に取っている。多くのビジネスパーソンが抱えるこの悩み、何とかしたいと思っている方も多いのではないでしょうか?

私たちがこれほどまでにiPhoneに引きつけられてしまう理由の1つに、iPhoneの画面の「カラフルさ」があります。鮮やかなアプリのアイコン、通知のバッジ、そしてSNSのタイムラインに流れる色とりどりの画像や動画。これらの視覚的な刺激は、私たちの脳を強く惹きつけ、「見たい」「触れたい」という誘惑を高めてしまうのです。

この強力な誘惑から距離を置くために、iPhoneの画面を「あえて白黒にする」方法を試してみましょう。画面から色がなくなると、以下のような効果が期待できます。

  • アプリやコンテンツが地味に見え、視覚的な刺激が弱まる。
  • 画像や動画など、カラフルさに依存したコンテンツの魅力が減退する。
  • 脳が無意識に「退屈そう」と判断し、脳が感じる興奮が少なくなる。

こうした効果により、目的なくiPhoneを触る頻度が減る、という具合です。筆者が試したところ、確かにiPhoneを手に取る頻度が減ったと感じたので、みなさんもぜひ試してみてください。

iPhoneの画面を白黒(グレースケール)にするには、[設定]アプリの[アクセシビリティ]にある[カラーフィルタ]機能を使います。しかし、この設定は階層が深く、オン/オフの切り替えが少し面倒です。

そこでおすすめなのが、[カラーフィルタ]の切り替えボタンをコントロールセンターに追加する方法です。これなら、必要なときにワンタップで白黒表示にできます。以下の操作手順を参考に設定してみてください。

コントロールセンターに[カラーフィルタ]を追加する

1コントロールセンターを表示する

【脱スマホ依存】iPhoneを仕事中につい触ってしまうのを防ぐ「カラーフィルタ」活用法

まずはコントロールセンターを表示します。ホーム画面などを表示した状態で、画面の右上端から下に向かってスワイプしましょう。

2コントロールセンターを編集可能な状態にする

【脱スマホ依存】iPhoneを仕事中につい触ってしまうのを防ぐ「カラーフィルタ」活用法

コントロールセンターが表示されました。ボタンを追加するため、何もない部分を長押しします。

3ボタンの追加画面を表示する

【脱スマホ依存】iPhoneを仕事中につい触ってしまうのを防ぐ「カラーフィルタ」活用法

コントロールセンターが編集可能な状態になりました。[コントロールを追加]をタップします。

4[カラーフィルタ]のボタンを追加する

【脱スマホ依存】iPhoneを仕事中につい触ってしまうのを防ぐ「カラーフィルタ」活用法

ボタンの追加画面が表示されました。一覧を下にスクロールして、[視覚アクセシビリティ]にある[カラーフィルタ]をタップします。検索ボックスに「カラーフィルタ」と入力してもOKです。

5コントロールセンターを通常の状態に戻す

【脱スマホ依存】iPhoneを仕事中につい触ってしまうのを防ぐ「カラーフィルタ」活用法

コントロールセンターに[カラーフィルタ]のボタンが追加されました。編集を終了するため、何もない部分をタップします。コントロールセンターが通常の状態に戻ったら、設定は完了です。

[カラーフィルタ]をオンにする

6カラーフィルタをオンにする

【脱スマホ依存】iPhoneを仕事中につい触ってしまうのを防ぐ「カラーフィルタ」活用法

コントロールセンターに追加した[カラーフィルタ]のボタンをタップします。

7カラーフィルタがオンになった

【脱スマホ依存】iPhoneを仕事中につい触ってしまうのを防ぐ「カラーフィルタ」活用法

iPhoneの画面が白黒(グレースケール)になりました。ホーム画面に戻ったり、アプリを起動したりしても、その状態が維持されます。

このように、iPhoneの「カラーフィルタ」機能をコントロールセンターに追加すれば、そのオン/オフの切り替えはボタンをタップするだけと非常に簡単です。

例えば、仕事を始めるタイミングでカラーフィルタをオンにして業務に取り組み、お昼休みになったらオフにしてカラー表示に戻す、といった柔軟な使い方がストレスなく行えます。仕事と休憩時間のメリハリをつけるツールとしても有効です。

iPhoneの画面をあえて白黒にすることで、無意識のうちに私たちを誘惑する視覚的な刺激を抑え、スマホに触れる回数を減らすことができます。「カラーフィルタ」機能を賢く活用し、業務効率のアップにつなげましょう!