月々の料金プランはどうなる?
Optimus itを利用するには、Xi向けの料金プランを契約します。FOMAでは使う人の利用スタイルなどに合わせ、多くの料金プランが用意されていましたが、Xiでは契約期間の拘束の有無が違う2種類の料金プランを選びます。プロバイダーはiモード携帯電話のiモードに相当し、スマートフォンでは「spモード」を契約します。パケット定額サービスは3種類から選ぶことができますが、スマートフォンはユーザーが直接、操作していないときにも頻繁にパケット通信をするので、パケット定額サービスの契約は必須です。
パケット定額サービスはどうなる?
Xiには3つのパケット定額サービスがあります。二段階タイプの「Xiパケ・ホーダイ ダブル」は開始時の料金が安く設定されていますが、数回のアプリのダウンロードや地図の参照などで、上限に達してしまい、結果的には割高になることもあります。定額タイプのプランはいずれも1カ月間のデータ転送量が一定量を超えると、送受信時の通信速度が制限され、「Xiパケ・ホーダイ フラット」と「Xiパケ・ホーダイ ライト」ではその上限が違います。プランは契約後も自由に変更できるので、利用状況に見ながら、自分に合ったプランを選びましょう。
iモードのメールアドレスは使える?
Optimus itは「○△□@docomo.ne.jp」というiモードと同じメールアドレスが使えます。iモード携帯電話からOptimus itに機種変更すると、通常はspモードの契約と同時にiモードを解約するため、それまで利用していたiモードのメールアドレスはspモードに自動的に引き継がれます。spモードはインターネット接続、spモードメールに加え、コンテンツ決済サービス、電話帳バックアップサービスなどが利用できます。有料オプションの「docomo Wi-Fi(spモード)」も利用できます。
●「spモード」で使えるサービス一覧
インターネット接続 | インターネット上のWebサイトや「dメニュー」の閲覧のほか、音楽やゲーム、アプリなどをダウンロードできる。 |
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spモードメール | iモードと同じメールアドレスを継続利用/新規取得して、メールの送受信ができる。 |
コンテンツ決済サービス | コンテンツの購入代金(利用限度額:10,000円/月)をOptimus itの月額利用料金と一括で支払うことができる。 |
電話帳バックアップサービス | Optimus itの電話帳を最大3,000件/グループ情報を200件まで定期的に自動バックアップできる(合計100MBまで)。 |
災害用伝言板 | 震度6弱以上の地震など、大規模災害が発生したときに安否情報を確認できる。 |
災害用音声お届けサービス | 震度6弱以上の地震など、大規模災害が発生し、音声発信がつながりにくくなったときに、パケット通信で音声メッセージを送信できる。 |
docomo Application Manager | NTTドコモのサービスを利用するために必要なアプリのインストールや、過去にインストールしたNTTドコモのアプリの再インストールができる。 |
アクセス制限サービス(オプション) | 出会い系サイトなど、有害と判断されるWebサイトへのアクセスを制限できる。 |
spモードメールウイルスチェック(オプション) | spモードメールのウイルス感染の有無をチェックし、ウイルスを検出したときは自動的に削除できる。 |
docomo Wi-Fi(spモード)(有料オプション) | 全国10万以上のエリア、12万以上のアクセスポイントで公衆無線LANを利用できる(315円/月)。 |
今まで使っていた電話帳は移行できる?
iモード携帯電話に登録していた電話帳は、赤外線通信を使い、Optimus itの「ドコモ電話帳」に移行できます。送信元の携帯電話やスマートフォンに赤外線通信が搭載されていないときは、電話帳のデータをmicroSDカードに保存し、Optimus itで[ドコモ電話帳]のアプリを利用すると、移行できます。iモード携帯電話がmicroSDカードに対応していないときは、ドコモショップに設置されている「DOCOPY」を使い、電話帳データをmicroSDカードに保存できます。また、[ドコモバックアップ]のアプリを使い、従来のスマートフォンから電話帳のデータを移すこともできます。
[ヒント]基本使用料に無料通信分は含まれなくなる
従来のFOMAの料金プランでは一部の例外を除き、月々の基本使用料に一定時間まで利用できる無料通信分が含まれていましたが、Xiの料金プランには含まれていません。
[ヒント]「月々サポート」ってなに?
NTTドコモではスマートフォンの対象機種を購入したユーザーに対し、最大24回、毎月の利用料金から一定額を割り引く「月々サポート」という割引サービスを提供しています。月々サポートの適用を受けるには、Xiパケ・ホーダイ ライト、Xiパケ・ホーダイ フラット、Xiパケ・ホーダイ ダブルのいずれかの契約が必要です。月々サポートの割り引き額は、機種や契約形態によって違い、キャンペーンなどで増額されることもあります。
[ヒント]miniUIMカード対応の携帯電話のみで使える
Optimus itは契約者情報などを記録するSIMカードとして、従来のドコモUIMカード(FOMAカード)よりも少し小さいドコモminiUIMカードを採用しています。そのため、差し替えて利用できる機種は、ドコモminiUIM カードに対応した携帯電話やスマートフォンに限られています。ドコモUIMカードのサイズを変更するには、2,100円のカード発行手数料がかかります。
[ヒント]スマートフォンから乗り換えるときは?
NTTドコモのスマートフォンから機種変更するときは、元のスマートフォンで「ドコモバックアップ」を実行して、データをmicroSDカードに保存し、microSDカードをOptimus itに装着して、ドコモバックアップで読み込めば、電話帳やspモードメールのデータを引き継ぐことができます。
[ヒント]auやソフトバンクの携帯電話から乗り換えるときは?
NTTドコモ以外の携帯電話を使っているときは、 携帯電話番号ポータビリティ(MNP)を利用することで、同じ電話番号のまま、NTTドコモに移行できます。ただし、各社の携帯電話で利用していたメールアドレスは使えません。元の携帯電話会社と複数年の継続契約などをしているときは、契約解除料がかかることがあります。