セルの内容と情報

CELL セルの情報を得る

対応バージョン:365 2019 2016 2013 2010

[対象範囲]のセルやセル範囲を対象に、[検査の種類]の情報を調べます。セルのアドレ ス、列番号や行番号、表示形式、セル内の文字の配置などの情報が得られます。

入力方法と引数

CELLセル検査の種類, 対象範囲

検査の種類得たい情報の種類を、以下の文字列で指定します。
addressセル範囲の左上隅にあるセルのアドレス
colセルの列番号
colorセルに、負の数を色付きで表わす表示形式が設定されていれば1を、設定されていなければ0を返す。
contentsセルの内容
filenameそのセルを含むファイルの名前
formatセルに指定されている表示形式
parentheses数値を( )で囲むユーザー定義の表示形式が設定されていれていれば1を、設定されていなければ0を返す。
prefixデータ(文字列)のセル内の配置
protectセルがロックされていれていれば1を、ロックされていなければ0を返す。
rowセルの行番号
typeセルに入力されているデータ
widthセル幅(標準のフォントサイズで何文字分か)
対象範囲情報を得たいセルのセル参照を指定します。

使用例対象範囲の左上隅にあるセルのアドレスを調べる

CELL関数

活用のポイント

  • [対象範囲]を省略すると、CELL関数が入力されているセルの情報が得られます。
  • [対象範囲]にセル範囲を指定した場合は、セル範囲の左上隅にあるセルの情報が得られます。
  • IF関数の[論理式]の中でCELL関数を利用すれば、対象のセルの情報に応じて結果を変えることができます。
  • [検査の種類]に"prefix"を指定したときの戻り値は、セルに入力されている文字列が左詰めなら「'」、中央揃えなら「^」、右詰めなら「"」、両端揃えなら「¥」となります。それ以外の場合は空文字列が返されます。
  • [検査の種類]に"format"を指定してCELL関数を入力したあと、対象のセルの表示形式 を変更しても戻り値は変化しません。このような場合、ワークシートを再計算すれば最新の戻り値が得られます。ワークシートを再計算するには、ªキーを押します。
  • [検査の種類]に"format"を指定したときの戻り値は、セルの表示形式に対応した書式コードになります。以下の一覧はその対応の例です。たとえば、戻り値が「G」の場合、セルに「G/標準」という表示形式が設定されていることがわかります。

戻り値の書式コードと表示形式

書式コード表示形式の例
GG/標準
# ?/?
F00
F20.00
,0#,##0
,2#,##0.00
,0#,##0;-#,##0
,0$#,##0_);($#,##0)
,2#,##0.00;-#,##0.00
,2$#,##0.00_);($#,##0.00)
,0-#,##0;[赤]-#,##0
,2-#,##0.00;[赤]-#,##0.00
C0¥#,##0_);(¥#,##0)
C2¥#,##0.00_);(¥#,##0.00)
C0-¥#,##0_);[赤](¥#,##0)
C2-¥#,##0.00_);[赤](¥#,##0.00)
P00%
P20.00%
S00E+00
S20.00E+00
D1yyyy/m/d
yyyy"年"m"月"d"日"
yyyy/m/d h:mm
d-mmm-yy
m/d/yy
D2mmm-yy
D3d-mmm
D4ge.m.d
ggge"年"m"月"d"日"
D6h:mm:ss AM/PM
D7h:mm AM/PM
D8h:mm:ss
h"時"mm"分"ss"秒"
D9h:mm
h"時"mm"分"

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