セルとセル範囲の参照
OFFSET 行と列で指定したセルのセル参照を求める
対応バージョン:
基準となる[参照]のセルから、指定した[行数]と[列数]だけ離れたセル参照を求めます。高さと幅を指定すると、セル範囲の参照が求められます。戻り値は、セルに入力されている値ではなく、セル参照です。
入力方法と引数
OFFSET
参照 | 基準となるセルまたはセル範囲を指定します。そのセルまたはセル範囲の左上のセルから、[行数]や[列数]がどれだけ離れているかが数えられます。 |
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行数 | [参照]のセルまたはセル範囲の左上から何行離れたセルかを指定します。 |
列数 | [参照]のセルまたはセル範囲の左上から何列離れたセルかを指定します。 |
高さ | 戻り値として返すセル範囲の高さを指定します。省略すると[参照]と同じ行数が指定されたものとみなされます。 |
幅 | 戻り値として返すセル範囲の幅を指定します。省略すると[参照]と同じ列数が指定されたものとみなされます。 |
活用のポイント
- 使用例では、セルC4に「=INDEX(B8:D19,B2,B3)」という関数が入力されており、INDEX関数を使っても同じ検索ができることを示してあります。
- [行数]や[列数]に負の数を指定した場合、[参照]の位置よりも手前(行ならば上、列ならば左)の位置が指定されたものとみなされます。
- 戻り値はセルまたはセル範囲の参照です。SUM関数の引数のように、引数の中でセル参照が指定できる場合、その位置にOFFSET関数を指定することもできます。