PMT関数でローンの返済額や積立貯蓄の払込額を求める

定期的にローンの返済や積立貯蓄の払込を行うとき、1回当たりの返済額（払込額）がいくらになるかを求める、PMT関数の使い方を解説します。

ローンや積立貯蓄の計算

PMT　ローンの返済額や積立貯蓄の払込額を求める

対応バージョン：365 2019 2016 2013 2010

元利均等払いのローンの返済や複利の積立貯蓄の払い込みで、1回当たりの返済額（払込額）がいくらになるかを求めます。通常、結果はマイナスで示されます。

PMT【ペイメント】（利率, 期間, 現在価値, 将来価値, 支払期日）

利率	利率を指定します。
期間	返済あるいは積立の期間を指定します。
現在価値	現在価値を指定します。借入の場合は借入額を指定し、積立で頭金がない場合は0を指定します。
将来価値	将来価値を指定します。借入金を完済する場合は0を指定し、積立の場合は満期額を指定します。
支払期日	返済や払込が期首に行われるか期末に行われるかを指定します。期首の場合、通常は1を指定します。
	0または省略	期末（たとえば、月払いの場合は月末）
	0以外の値	期首（たとえば、月払いの場合は月初）

［利率］と［期間］の単位は同じにします。たとえば、毎月の返済額を求めるのであれば、［利率］は月利（年利÷12）で指定し、［期間］も月数（年数×12）で指定します。
PMT関数では、手元に入る金額はプラスで示され、手元から出ていく金額（返済額や払込額）はマイナスで示されます。
PMT関数の結果には表示形式として通貨スタイルが自動的に適用されます。通貨スタイルでは、小数点以下が表示されていませんが、結果は小数点以下も求められています（表示されている値は小数点以下が四捨五入されたものです）。