学びのためのタグの活用

タグを弱点の克服に役立てるには

Evernoteで繰り返し使える学習記録を取るコツ」で同じ内容を繰り返し復習する「間隔反復」に触れましたが、何度も復習する中で、いつも間違えてしまったり、忘れてしまったりする内容を発見することがあります。そこを克服できれば、大きな進歩が期待できるでしょう。

Evernoteを使えば、こうした自分にとっての難所を浮き彫りにして、まとめて振り返ることも簡単にできます。ここでは、学習記録のノートを使って学んでいく中で、弱点を克服するためにタグを役立てる方法を紹介します。

間違いやすいポイントをタグでまとめる

学習記録のノートを振り返る中で、間違えて書いていた内容を発見したときは、ノートに注釈を書き込み、「間違いやすい」というタグを付けておきます。また、試験で間違えた単語や問題はノートにまとめて、こちらにも「間違いやすい」タグを付けておきましょう。

このようにすると、「間違いやすい」タグでノートを絞り込むだけで自分の弱点を一覧でき、次に復習するときや、試験前にまとめて振り返るときに役立ちます。

操作解説:間違いやすいポイントをタグでまとめる

復習しやすいようにタグを付けていく

自分の間違いやすさとは関係なく、特に重要な内容のノートには「要復習」や「要暗記」といったタグを付けたり、「文法」や「公式」などジャンルを表すタグを付けたりすることも有効です。

「間違いやすい文法」や「要復習の公式」などを簡単に抽出でき、ポイントごとの復習が簡単になります。音声ファイルも添付できるので、発音の復習用に「発音」タグを付けたノートにまとめる、といった使い方もできます。

操作解説:復習しやすいようにタグを付けていく

HINT感覚的なタグを使ってみよう

タグには人物名やプロジェクト名などの名詞を使うのが一般的ですが、ノートの内容に対する感情や感覚をタグにしても、おもしろい使い方ができます。例えば、私は、懐かしい話題をメモしたときに「懐かしい」、かわいい動物の写真のノートに「かわいい」といったタグを付けています。そして、誰かを元気づけるために「かわいい」タグが付いたノートを探して写真をメールに添付してみたり、「おもしろい」タグのノートを読み返して、過去に自分が興味を持った話題を探しに行ったり、といった使い方をしています。このようなタグでノートを見返すときには、自分が過去に感じたことを再体験するような、不思議な感覚が得られます。