キーワードの一部を不特定にして検索します

 「○○本舗」「○○問題」「○○族」といったように、不特定の言葉+決まった言葉の組み合わせを検索したい場合は、GoogleまたはYahoo!の検索で不特定の1語を表す演算子「*」(アスタリスク)を利用すると便利です。「*問題」や「東京*本舗」のように、キーワードの前後や途中に付けることで、そこに不特定の1語が入るものとして検索を行います。

 さらに「東京○○本舗」のように探したい言葉の順序を確実に指定したい場合は、Googleのフレーズ検索を利用して「"東京*本舗"」というキーワードで検索するとよいでしょう。

 この「*」は、コンピュータ用語で「ワイルドカード」と呼びます。トランプゲームでジョーカーがほかのあらゆるカードの代わり(ワイルドカード)になるように、「東京*本舗」というキーワードでは「*」の部分がワイルドカードとなり、そこにさまざまな言葉が入る検索結果がピックアップされます。

 このようにすることで、単に「東京 本舗」で検索するよりも調べたい内容を明確に限定したキーワードとなり、求める検索結果が見つかりやすくなります。

検索のポイント
GoogleYahoo!*キーワードを検索
→「*」の部分を不特定のキーワード(ワイルドカード)として検索できる

1 「" 東京* 本舗"」と入力,2 [Google 検索]をクリック,ここでは「Google」で検索する

「東京」と「本舗」の間に不特定の1 語を含むキーワードの検索結果が表示された

[ヒント]「*」を複数付けると検索結果が変化する

「*」は不特定の1語を表すものなので、「**」のように2つ並べると、不特定の2語として検索されます。例えば「"*宣言"」では「ポツダム宣言」などが、「"**宣言"」では「長崎平和宣言」などが検索結果に表示されます。これはレッスン15で紹介したように、検索エンジンは長いキーワードを自動的に複数のキーワードとして判断しているからです。「長崎平和宣言」は「長崎」「平和」「宣言」という3語のキーワードと判断しているので、「"*宣言"」ではなく「"**宣言"」で一致することになります。