Macを利用している場合は、iPhoneを接続すると標準で付属している写真管理ソフトのiPhotoが起動して、取り込み画面が表示されます。イベント名とイベントの説明を入力し、［すべて読み込む］をクリックすると写真の転送を開始します。転送が終了したあと、iPhoneに写真を残すには、［オリジナルをそのまま残す］をクリックします。取り込まれた写真は、［イベント］や［最近の読み込み］で確認できます。

Windowsユーザーは写真管理ソフトを利用すると、取り込みから管理までカバーできて便利です。代表的なツールは以下のものがあり、いずれも無料で利用できます。

● Picasa2（グーグル）
http://picasa.google.com/intl/ja/download/

●Adobe Photoshop Album Mini 3.2（アドビシステムズ）
http://www.adobe.com/jp/products/photoshopalbum/starter.html

パソコンに転送した写真を表示したり、写真加工ソフトに読み込んで加工したりするために、写真の保存場所を覚えておきましょう。Windows Vistaで写真を取り込むと、［ピクチャ］フォルダ（Windows XPの場合は［マイピクチャ］-［画像］フォルダ）に保存されます。取り込んだ日付でフォルダが作成されるので、だいたいの撮影日時を覚えていれば簡単に見つけることができます。またMacを利用している場合は、［ホーム］-［ピクチャ］フォルダの［iPhoto Library］というファイルに写真が保存されます。iPhoto Libraryには写真やアルバムファイルなどがすべてアーカイブされています。そのままでは写真を見ることができないので、任意の写真を取り出して別のアプリケーションで使いたいときなどは、iPhotoを起動して［書き出し］を実行します。ハードディスクの好きな場所に写真を保存できます。

オリジナル写真をiPhoneに残した状態で新しい写真を撮影すると、2回目以降はあとから追加された写真だけがパソコンに転送されます（Windows Vistaの場合）。古い写真を再度取り込みたいときや削除したいときは、iPhoneを接続した状態でマイコンピュータを開いて、フォルダの中身を表示します。写真を直接ドラッグ＆ドロップ、または削除できます。

写真を取り込むときに、iPhoneに写真を残しておきたくないときは、転送中に表示される画面で［読み込み後に消去］というチェックボックスにチェックを付けます。Macの場合は取り込みが完了したあと、［オリジナルを削除］をクリックすると写真をiPhoneから削除できます。

iPhoneを接続するとiTunesと同時に写真を取り込むための画面が毎回表示されます。写真を撮影していないときは、画面をいちいち閉じなければならず、なかなか面倒です。写真を頻繁に取り込まないなら、iPhoneを接続しても画面を表示しないよう設定を変更できます。

方法はWindows Vistaなら、［コントロールパネル］の［CDまたは他のメディアの自動再生］を開いて、iPhoneの動作方法を［何もしない］に変更します（XPの場合は、iPhoneのプロパティで設定します）。写真を取り込む必要があるときは、マイコンピュータに表示されるiPhoneを右クリックして［画像のインポート］を実行します。

Macの場合は、iPhotoの［環境設定］-［一般］を開いて、カメラ接続時に開くアプリケーションを［割り当てアプリケーションなし］に変更します。写真を取り込むときは、iPhotoを起動すると取り込み画面が表示されます。