「ネットブック」のパイオニアであり、駆動時間の長さなどに特長があります

 ASUSTeKの「Eee PC」シリーズは、現在の「ネットブック」というジャンルの草分けとして有名です。初代「Eee PC 4G」は台湾で2007年10月、アメリカでは11月、日本では2008年1月に発売となり、それぞれ大きな話題となって、後に各社のマシンが続く道を作りました。

 そうしたブランド力の強さ、知名度の高さだけでなく、実力も充分に持ったマシンです。「Eee PC」シリーズは多彩なラインアップを持っていますが、多くのモデルで高速通信が可能な無線LAN「IEEE 802.11n」に対応。静音声や耐衝撃性、アクセス速度(読み取り速度)に優れた「SSD」を搭載、Bluetooth搭載など、先進的な機能を搭載しているのがシリーズ全体を通しての特長となっています。せっかく新しいパソコンを買うのだから新しい技術に触れてみたい、という方にはうってつけだと言えます。

 また、電源を入れてから実際に使えるようになるまでの起動の速さ、発熱の防止など、カタログスペックに現れにくい「使いやすさ」への配慮も随所にほどこされています。

 そして、使いやすさへの配慮からバッテリー駆動時間を長くするための独自の工夫もほどこされており、他メーカーの多くの製品が3時間前後であるのに対して、Eee PCシリーズは4-8時間程度の、長いバッテリー駆動時間を実現しています。

(この記事は2009年1月26日現在の情報に基づいて作成しています)

[ヒント]Eee PC長時間駆動の秘密「Super Hybrid Engine」

Eee PCシリーズは、独自の省電力機能「Super Hybrid Engine」を搭載しています。これは、利用状況に応じて自動的なパフォーマンスレベルを選択し、CPU周波数・電圧・画面の明るさを調整する機能で、長時間駆動の実現に大きく貢献しています。

「Super Hybrid Engine」のパフォーマンスレベルは3段階あり、自動設定のほかユーザーが選択することも可能