Gmailのモバイル版にアクセスしてみよう

 Googleのサービスをモバイルで利用する手始めとして、まずは携帯電話からGmailを利用してみましょう。携帯電話のブラウザー(Webアクセス機能)を起動して以下のURLにアクセスするだけで、キャリアや機種を自動的に判別して、携帯電話用Gmailのログインページが表示されます。

 なお、Windows Mobileスマートフォンやゲーム機のブラウザーでは、自動判別されずパソコン版のGmail(またはエラー画面)が表示されることがあります。その場合は、強制的にモバイル版が開くURL(http://mail.google.com/mail/x)にアクセスします。

▼モバイル版Gmail
http://gmail.com/

受信メールや未読・既読、ラベルやスターなどの状態がパソコン版と完全に同期する

検索やカレンダーもモバイルで利用できる

 Gmail以外にも、Googleにはさまざまなモバイル版サービスがあります。いずれも携帯電話に最適化された表示というよりは、表示能力の弱い各種小型デバイスのブラウザーでも問題なく表示できるよう、軽量化された表示内容になっています。

▼モバイル版Googleのサービス一覧
http://www.google.co.jp/m/products/

 上記のサービス一覧にはリンクがありませんが、「Googleカレンダー」と「Googleドキュメント」にもモバイル版があり、予定や文書などの閲覧のみに対応しています。

▼Googleカレンダー
http://calendar.google.com/m

▼Googleドキュメント
http://docs.google.com/m

iPhone向けにアプリケーションも提供

 iPhoneとiPod touch向けには、AppStoreから無料ダウンロードできるアプリケーション「Google Mobile App」が提供されています。[検索]では、キーワードの入力中に候補を表示するサジェスト機能、キーワードに関する人気サイトの表示、音声入力(英語のみ)、位置情報と連携した地図検索などが利用でき、例えば「ラーメン」と入力するだけで、近くにあるラーメン屋を探すことも、ラーメン情報サイトを探すこともできます。

 そのほか、Gmail、Googleカレンダー、Googleドキュメントといった主要サービスの起動メニューがあります。GoogleカレンダーとGoogleドキュメントは閲覧のみとなり、「地図」は「マップ」、「Earth」は別途配布されているアプリケーション「Google Earth」を起動します。

通常の検索だけでなく、位置情報と連携した検索ができる

iPhoneの地図アプリケーション[マップ]で地図上の検索結果を表示できる

[ヒント]Googleのサービスと相性がよい「Android」搭載スマートフォン

「Android」は、Googleが中心になって開発したオープンソースの携帯デバイス用OSです。「Open Handset Alliance(OHA)」という世界規模の団体がAndroid の推進事業を行っており、日本からはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルのキャリア3社のほか、ソニー・エリクソン、東芝など端末メーカーが参加しています。2008年10月にアメリカで「T-Mobile G1」という初のAndroid搭載携帯電話が発売され、2009年中には日本でも発売になるのではと予想されています。特徴はGoogleのサービスとの相性のよさで、ブラウザーとしてGoogle Chromeのモバイル版「Chrome Lite」を搭載し、Googleマップの「ストリートビュー」にも対応。メールソフトはもちろんGmailです。Windows MobileやiPhoneに対抗するスマートフォンのOSとして、モバイルユーザーの注目を集めています。