多数のサービスで「壁のない世界」を実現

 ビジネス向けの「Microsoft Office Live」に対し、「Windows Live」は一般ユーザー向け、中でも家庭での利用を目的としたソフトウェアとWebサービスです。Windows Vistaなどを搭載したパソコンと、Windows Mobileを搭載したスマートフォンに向け、Webを通じた「壁のない世界」、つまりデバイスの枠を超えたシームレスなコミュニケーション環境を提供します。

 Windows Liveを利用するには、「Windows Live ID」が必要になります。IDは無料で登録でき、1つのIDでWindows Live のすべてのサービスを利用できます。

▼Windows Liveホーム
http://home.live.com/

0.Windows Live IDを作成する

Windows Live IDは「Windows Liveホーム」にアクセスして登録します。入力項目にある[連絡先メールアドレス]で[連絡用メールアドレスをお持ちでない方はこちら]をクリックすると、別のメールアドレスがなくても登録を進めることができます。

1 Windows Liveホームにアクセス,2[新規登録]をクリック

3 希望するメールアドレスやパスワードなどを入力,メールアドレスには半角アルファベットと数字、一部の記号が利用できる,[Windows Live IDの新規登録]が表示された,[使用できるID か確認]をクリックすると、そのメールアドレスで登録できるかを確認できる

0.プロフィールを編集する

Windows Live IDを登録すると自動的にWindows Liveにログインし、自分専用の[ホーム]が表示されます。まずは自分のプロフィールとして、名前や画像、お気に入りの音楽や映画、自己紹介メッセージなどを設定しましょう。

Windows Liveの[ホーム]が表示されたら[プロフィールの編集]をクリック,すべての項目を入力する必要はない,[編集]をクリックし、それぞれの項目を入力する,[(自分のユーザー名)の詳細]が表示された

ソフトウェアもインストールしてWeb連携の準備

 Windows Liveは「ソフトウェア+サービス」がキモです。Windows Liveにサインインしたら、本格的にWindows Liveを利用するためにソフトウェアもインストールしましょう。

 下の表は、Windows Liveで利用できる主なソフトウェアとWebサービスをまとめたものです。マイクロソフトが以前から提供しているWebメール「Hotmail」と連携するメールソフトやメッセンジャーソフト、Windows Liveのフォトギャラリーと連携できるソフトウェアなどが提供されています。

▼Windows Liveダウンロード
http://download.live.com/

●Windows Liveの「ソフトウェア+サービス」

名称 Windows
(パソコン)向け
Windows Mobile向け 内容
ソフトウェア サービス ソフトウェア サービス
サーチ     Web、画像、動画、ニュース、地図などの検索
ホーム     スタートページ
プロフィール     プロフィールを編集・公開
知り合い     HotmailやMessengerと連携するアドレス帳
メール(Hotmail) Hotmailやその他のアカウントを管理できるメールクライアント
フォト
(ガジェット)
  写真の公開・共有。「Windows Liveフォトギャラリー」と連携可能
カレンダー       スケジュール管理
イベント       イベントの設定、ゲストの招待、写真共有など
グループ       グループを作成しMessengerやカレンダーを共有
Spaces     ブログ
SkyDrive       25GBの無料オンラインストレージ
ファミリーセーフティ       セキュリティ、ペアレンタルコントロール
Messenger   インスタントメッセンジャー
フォトギャラリー       写真の管理・編集。「Windows Liveフォト」と連携可能
ムービーメーカー       動画の編集
Writer       ブログエディタ
Toolbar       Windows Liveを使いやすくするInternet Explorer用ツールバー
Call       自分用の050電話番号が割り当てられる電話(有料)

Windows Liveおすすめパックをインストールする

Windows Liveのソフトウェアは、基本的にはWindowsの付属ソフトがWebサービスとの連携機能を備えたものです。Windows Vistaにインストールした場合は、「Windowsメール」と「Windows Liveメール」、「Windowsフォトギャラリー」と「Windows Liveフォトギャラリー」のように、Windows付属のものとWindows Liveのものの両方がパソコンに入った状態になります。

1 Windows Liveダウンロードにアクセス,2[今すぐダウンロード]をクリック,3 [ファイルのダウンロード - セキュリティの警告]が表示されたら[実行]をクリック,4[ユーザーアカウント制御]が表示されたら[続行]をクリック

5 インストールしたいソフトウェアをチェック,6[インストール]をクリック,7[実行中のプログラムを確認しています]が表示されたら、確認が完了するまでしばらく待つ,[インストールする製品を選択してください]が表示された

8[続行]をクリック,9[プログラムをインストールしています]が表示されたら、インストールが完了するまでしばらく待つ,Internet Explorerなどが自動的に終了する,[これらのプログラムを閉じてください]が表示された

Windows Liveのソフトウェアのインストールが完了した,[もう少しで完了です]が表示された

[ヒント]HotmailやメッセンジャーのIDがあれば新しく取得する必要はない

「Windows Live ID」という名前は初めて目にする人が多いかもしれませんが、以前にHotmailやWindows Messenger(MSNMessenger)を使ったことがあるなら、それらで利用していたIDでもサインインできます。新規にWindows Live IDを作成する必要はありません。

[ヒント]友達を[つながり]に追加するには

Windows Live MessengerやHotmailの[アドレス帳]に登録しているユーザーは、Windows Liveの[ホーム]では[知り合い]として表示されます。一方、Windows Liveの[ホーム]から招待メールを送るなどして連絡を取った相手は[つながり]になります。[知り合い]と[つながり]は似た意味の言葉ですが多少役割が異なり、[つながり]のユーザーはWindows Live上での活動状況をWindows Liveの[ホーム]にある[つながりの更新情報]で確認できるようになるなど、より親密な関係になります。招待メールはWindows Liveの[ホーム]で[プロフィール]-[つながり]-[知り合いを招待する]とクリックすると送信できます。