Touch Diamondの各部名称

多機能さがウリのスマートフォンですが、Touch Diamondのサイズは一見、一般的なケータイと変わりません。横幅は52mmと手になじむサイズで、厚さはわずか11.9mm。このコンパクトなボディに、スマートフォンの機能がぎっしり詰まっています。イー・モバイルのTouch Diamondは背面がフラットですが、NTTドコモとソフトバンクモバイルは特徴的なダイヤモンドカットになっています。Touch Diamondの名は、このダイヤモンドカットに由来します。ここではイー・モバイルのTouch Diamondの写真を例に解説します。

0.左側面

0.正面

0.背面

0.上面

0.下面

Touch Diamondの基本機能

グラフィカルなインターフェース「TouchFLO 3D」を搭載するTouch Diamondでは、タッチ操作が大前提。各ボタンが大きく、直感的に操作できます。エンターテインメントにも優れ、YouTubeを手軽に見られるほか、音楽や動画の再生機能も充実しています。パソコン用サイトをそのまま表示したり、Officeファイルを編集したりすることも可能です。ただ、SDカードなどの外部メモリには非対応で、テンキーやキーボードも搭載していません。

0.タッチインターフェース(TouchFLO 3D)

テンキーやキーボードがなく、物理的なキーが最小限に絞られているTouch Diamondでは、ほとんどの操作を「タッチ」で行います。それをサポートするのが、グラフィカルなインターフェースの「TouchFLO 3D」です。主要な機能を呼び出す「タブ」がズラッと並び、指でなぞるだけで直感的に操作できるのが特長で、メールやWebブラウザー、カメラ機能などへダイレクトにアクセスできます。細かい操作が必要なときは、スタイラスペンを使うと便利です。

0.メールとインターネット

Touch Diamondはイー・モバイル、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルの3キャリアで販売されており、それぞれのキャリアのメールとパソコンメールの両方を送受信できます。NTTドコモ以外では絵文字も利用可能です。Webブラウザーは「Opera Mobile 9.5」を標準搭載。見たい部分をスムーズに拡大・縮小できるなど、小さい画面でパソコンのWebサイトを快適に見るための工夫が凝らされています。解像度はVGA(640×480ドット)で、表示も精細です。

0.YouTubeビューアーとメディアプレーヤー

Touch Diamondにはパソコンで人気の動画共有サイト「YouTube」を閲覧するソフトウェアが搭載されており、動画を快適に視聴できます。インターフェースもTouch Diamondに最適化されているため、指での操作も滑らかです。また、メディアプレーヤーの機能も充実。動画はWMV、MPEG-4、H.264などに対応しており、音楽はWMA、AAC、MP3などを再生可能です。Bluetooth対応のヘッドフォンを利用すれば、音楽をワイヤレスで楽しむこともできます。

0.Office Mobileと付属ソフトウェア

Microsoft Officeのモバイル版が搭載されているのは、Windows Mobileならではのメリット。WordとExcelのファイルは閲覧・編集、PowerPointは閲覧のみが行えます。AdobeReader LEも搭載しており、PDFファイルの閲覧も可能です。ほかにも、FMラジオやGPSでのナビゲーションが可能な「NAVITIME」など、多彩なソフトウェアが最初からインストールされています。もちろん、自分でさまざまなソフトウェアを追加することもできます。

[ヒント]使わないときはスリープモードに

本体上面の電源ボタンを押すと、スリープモードへの移行/解除が行えます。スリープモードではタッチやボタンでの操作は行えませんが、電話やメールの着信は受け付けています。標準ではなにも操作せずに40秒経過すると、自動的にスリープするように設定されています。この設定は電源の詳細設定で変更できます。なお、電源のオン/オフを切り替えたい場合は電源ボタンを長押しします。

スリープモードに移行するまでの時間は、電源の詳細設定の[次の時間経過後、電源を切る]で変更できる

[ヒント]付属ソフトウェアはキャリアによって異なる

Touch Diamondに付属するソフトウェアは、キャリアによって少々異なります。例えば、MP3ファイルを着信音に編集するための「MP3 Trimmer」、RSSフィードを購読するための「RSS Hub」はNTTドコモとソフトバンクモバイルのみに付属しており、イー・モバイルでは搭載されていません。