(追記)
このイベントは終了しました。イベントのレポート記事も公開しています。

一兵卒として見た巨大フィールド、デッドドロップを巡る攻防―Ingress ダルサナ東京 従軍記[堀 正岳]
2015年には千葉や京都も!? Ingress(イングレス)大規模イベントの準備をする方法

2014年12月13日に、東京でIngressの大規模イベント「#Darsana XM Anomaly: Primary Site, Tokyo, JP」が開催されます。

▼イベントページ(Google+)
#Darsana XM Anomaly: Primary Site, Tokyo, JP - Google+

しかし、流通している情報が少なく、どんなイベントなのか、何をすればいいのか、よくわからないという人も多いかと思います。ここでは、この通称「ダルサナ東京」について、概要を解説します。

※この記事は、2014年12月4日時点の情報に基づいたものです。情報は今後更新される可能性があります。

(2014.12.5追記)
バトルの争奪対象「クラスター」となるポータルに、目印が表示されるようになりました。新橋駅前、恵比寿駅前などに表示されており、Intelマップからも確認できます。

▼Intelマップの解説
Ingressで広い範囲の情報を見る「Intel」マップの使い方

2014年のIngressを締めくくる大規模イベント

Ingressでは、3カ月ごとに世界規模のイベントが行われます。毎回シリーズ名が付き、2014年10〜12月のイベントは「Darsana」(ダルサナ、またはダルシャナ)シリーズ。指定された地域で、いくつかのルールによってレジスタンス、エンライテンド両陣営の戦いが行われ、勝敗が付けられます。

▼Ingressのイベントスケジュール
Ingress Live Events

「XM Anomaly」は、指定された場所に参加者が集まり、ポータルの争奪戦を行います。バトル前には記念撮影、後にはパーティーがある、大規模なIngressエージェントのお祭りでもあります。

12月13日に行われる「ダルサナ東京」は、Darsanaシリーズの最後の日程のイベントです。同日程の中でももっとも重要な「Primary Site」に指定されていること、Ingress人口の多い東京に世界中のエージェントが集まることから、Ingress史上最大規模のイベントになると予想されます(同日のPrimary Siteには、アメリカのチャールストン、スペインのバルセロナも指定されています)。

ダルサナ東京には、Ingressを運営するNiantic Labs.のリーダーであるジョン・ハンケ氏の参加も発表されています。先日、Ingressは第18回文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門の大賞を受賞しており、メディアの注目も高まりそうです。

▼第18回文化庁メディア芸術祭 受賞作品発表
第18回文化庁メディア芸術祭

IngressのGoogle+ページでは、世界中のイベントの写真が多数公開されています

具体的には何をやるの?

内容は、集合写真+バトル+パーティ です。

スタート地点は日比谷公園野外音楽堂だと発表されており、集合時間の撮影は13時だと発表されています。実際にはその前に受付が行われると考えられますが、具体的な受付開始時刻や手順などは、まだ発表されていません。

バトルは「クラスター戦」と呼ばれ、指定されたエリアのポータルを両陣営で取り合います。14時〜17時の1時間ごとに4回、そのうち10分程度がバトルの時間となります。

クラスターとなるエリアは、まだ発表されていません。バトルは、いわゆる「わんこ」(わんこそばのように、互いに破壊とレゾネーター設置をくり返す)状態となり、両陣営のXMPバースターが乱れ飛び、レゾネーターを設置したそばから破壊されるという、壮絶なものになるはずです。

都心のターミナル駅周辺などでも似たような乱戦状態を体験できますが、ダルサナ東京にはすでに4,000人近いエージェントが参加を表明しており、これまで経験したことのない規模の乱戦となることが予想されます。

勝利条件は、バトル時間(計測時間と呼ばれる)中のある瞬間に、ポータルを多数自陣営が保有していること。どの瞬間は秘密なので、時間中は奪い合いを続けますが、すぐに勝敗が明らかにはなりません。従来のXM Anormaryでは「ボラタイルポータル」と呼ばれる重要なポータルを保有していると高得点、リンクを張っていると得点が加算される、といった細かなルールもあります。が、基本的にやることは「わんこ」です。

最後のパーティーは、17〜19時にベルサール渋谷ガーデンで行われるようです。クロスファクション(両陣営が参加して交流できる)パーティで、勝利陣営の発表も、ここで行われます。


参加するには?

ダルサナ東京のイベントページで参加を表明し、当日、早めに受付場所に向かいましょう。現時点では日比谷公園付近だと考えられますが、今後新しい情報が発表になる可能性もあります。

▼イベントページ
#Darsana XM Anomaly: Primary Site, Tokyo, JP - Google+

バトルにはがっちり参加しても適当に参加しても構いませんが、がっちりと参加して陣営の勝利に貢献するためには、大量のXMPバースターやレゾネーターを用意しておき、とことん撃ちまくる/配置しまくるようにしましょう。

レジスタンス、エンライテンド両陣営とも、ダルサナ東京用のユーザーコミュニティを作成しています。参加すれば詳しい情報を聞いたり、連携して戦ったり、仲間を増やしたりできるでしょう。

▼レジスタンスのコミュニティ
Ingress公式イベント #DARSANA XM ANOMALY: Primary Site, Tokyo, JP darsana.tokyo

▼エンライテンドのコミュニティ
Ingress Enlightened Tokyo くらぶ だるさな | Darsana XM Anomaly: Primary Site, Tokyo


参加の注意点は?

当日は大変な混雑が予想されます。時間と体力に余裕を持って行動しましょう。冬場の屋外を長時間歩き回ることになるので、トイレにも余裕を持つように気を付けましょう。そして、十分に温かい服装を。

大人数のイベントとなり、Ingress自体の話題性もあるため、もしかするとテレビなどの取材が行われるかもしれません。節度ある行動を心がけましょう。年末であり、なおかつ翌日は衆議院議員選挙の投票日となるため、駅前など人の集まる場所ではIngressと関係なく通常以上の人混みになるかもしれません。周囲に迷惑をかけないよう、エージェントらしい隠密行動を(?)心がけましょう。

バトルの時間だけでも4時間に渡るイベントとなり、スマートフォンのバッテリーだけでは持たないと考えられます。外部バッテリーを用意しましょう。

武器やレゾネーターを十分に用意しておきましょう。

レジスタンスは青、エンライテンドは緑の服や小物を身に付けていくと盛り上がります。

イベントの詳細な情報は英語で、Google+上で発表されます。情報収集に不安がある場合は、コミュニティに参加するなどして詳しい仲間を作るといいでしょう。