ワザ82
「在庫」と「オーダー」について理解しよう
空いている広告枠を在庫として管理
DFPスタンダードを利用して広告を掲載するにあたって、必ず理解しなければならないのが「在庫」と「オーダー」です。いずれもサイト運営者が自分で設定する必要があり、広告の配信に欠かせない情報となります。ページ下部の図も参考に、用語と流れを覚えてください。
まず在庫とは、サイト内に配置された広告枠、つまり広告ユニットのことを指します。広告メディアであるサイトにとって広告枠は商品で、「まだ売れていない商品=在庫」という考え方です。管理画面の[在庫]では広告ユニットを作成でき、そこにAdSense広告を配信するかを設定できます。また、AdSenseのプレースメントターゲット(ワザ71で解説)にあたるプレースメントの設定、広告コードにあたるタグの取得などを行うことができます。
広告出稿の申し込みをオーダーとして入力する
次にオーダーとは、広告枠に掲載する広告出稿の申し込みのことを指します。広告主から依頼された1つ1つの案件がオーダー、と考えてください。各オーダーにはさらに「広告申込情報」を作成でき、広告サイズや配信タイプ、期間、広告費などを設定します。たとえば、「株式会社インプレスを広告主とする"できるシリーズ読者プレゼントキャンペーン"の申し込み」がオーダー、「指定した1ヵ月間、広告枠のインプレッション全体の20%に表示」といった配信方法の設定が広告申込情報になります。
加えて、広告申込情報には、広告として表示する画像などの「クリエイティブ」を関連付けます。広告ユニットのサイズに合わせた画像を管理画面からアップロードし、広告申込情報に対して1つ以上のクリエイティブを設定することで、広告の配信が可能になります。
Tipsアフィリエイト広告もオーダーに設定できる
オーダーの広告主には、アフィリエイト広告サービスを指定することもできます。これにより、1つの広告ユニットにアフィリエイト広告とAdSense広告を同時に配信させることが可能になります。
在庫とオーダーの設定と広告が配信されるまでの流れ
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