ワザ98

海外からの訪問者を迎えるサイトも用意しよう

リーチできる層を数倍に広げられる

 総務省の調査によると、2015年末時点での日本におけるインターネット利用者数は約1億人となっています(情報通信白書 平成26年版より)。対して、全世界のインターネット利用者数を調べてみると、英語圏が約5億6,500万人、中国語圏が約5億1,000万人です(2010年6月時点。Internet World Statsより)。日本語で作られているサイトを英訳または中国語訳すると、約5倍の人々に情報を届けられる可能性があるわけです。

 企業の場合、サイト運営は自社の商品やサービスと密接に関係しているため、広告収益ありきで新しいサイトを次々に作るわけにはいきません。しかし、すでにあるサイトを多言語化するのであれば、場合によっては有効なはずです。翻訳のコストと工数を負担できさえすれば、サイトがリーチできる層を数倍に広げられます。

 Google AdSenseは英語、中国語をはじめとした30以上の言語に対応しており、それぞれの言語に合わせた広告を表示することも可能です。多言語化したサイトの運営にあたってはいくつかのルールがあるので、詳細はGoogleウェブマスターツールのヘルプで確認してください。

サイトを多言語で展開している例

サイトを多言語で展開している例

サイトを多言語で展開している例

四国新聞社が運営する「盆栽」のサイト。日本語版と英語版があり、メインコンテンツ側に2つ、サイドバーに1つ、AdSenseの広告(300 x 250 レクタングル)が配置されている。

関連サイト

参考サイト