ワザ51

「All in One SEO Pack」でページのタイトルを設定しよう

WordPressのSEOを強化する定番プラグイン

WordPressはSEOに強いCMSだと言われます。狭義でSEOと言うときは、Webページに適切にキーワードを入れ込み、内部リンクを張るなど実装面の最適化が意識されます。しかし、「検索エンジンからのアクセスを増やす」という実利のためには、良質なコンテンツを多数そろえる、いわば「広義でのSEO」も重要になります。WordPressは記事を量産しやすく、ページやサイトの構造も最適化しやすいため、両面からSEOの強化が図れるのです。

ワザ50でも紹介したSEOプラグイン「All in One SEO Pack」を使って、WordPressのSEOを、さらに強化していきましょう。まずは、トップページなどのタイトルと概要を見直していきましょう。

わかりやすさとキーワードを意識したタイトルに

まず、このワザでは、トップページのタイトルや概要と、アーカイブのタイトルの生成ルールを見直します。

タイトルはHTMLの「title」タグに設定される、Webページの中でも、SEOのためにもっとも重要なパーツです。トップページのタイトルは通常だと「サイト名 ¦ キャッチフレーズ」が自動的に設定されますが、All in One SEO Packを使うと、サイト名やキャッチフレーズと別に「title」タグの内容を設定できます。例えば「大樽町カフェ(喫茶店)」のように、検索されそうな関連キーワードを加えることも可能です。

概要は「<meta name="description" ~ >」タグに設定され、検索結果の画面で、サイトの説明として表示されます。通常だとこのタグは生成されませんが、次のページの手順で[ホーム詳細]に概要を入力すると、生成されるようになります。

アーカイブページのタイトルの生成ルールは、言葉が足りなくてわかりにくい部分を補ってわかりやすくすることと、同じタイトルのページの重複を防止することを考えて、一部を修正します。具体的な入力例は、ページ下部の表を参照してください。

Tipsクリックしたくなることを「概要」に書き込む

Webページに概要が設定されていない場合は、検索結果を表示するときに、検索エンジンがページ内の文章を自動的に抜き出して表示します。しかし、次のページからの手順で概要を設定すると、設定したとおりの概要が表示されるようになります。会社や店舗の簡単な説明やアピールポイントなど、検索結果で見たときにクリックしたくなることを書き込みましょう。

ALL in One SEO Packの一般設定をするには

1All in One SEO Packの設定を開始する

All in One SEO Packの設定を開始する

2トップページのタイトルや概要を変更する

トップページのタイトルや概要を変更する

HINTタイトルと概要の文字数の目安は?

Webページのタイトルは全角文字で28文字程度、概要は全角文字で120文字程度を目安に設定しましょう。これ以上に長いと、すべてが検索結果に表示されず、途中で切れてしまうことがあります。

3アーカイブのタイトルの生成ルールを変更する

アーカイブのタイトルの生成ルールを変更する

Tipsカテゴリーとタグの重複に注意

アーカイブのタイトルの生成ルールで、特に注意したいのはカテゴリーとタグのアーカイブです。通常では「メニュー」カテゴリーと「メニュー」タグのように同名のカテゴリーとタグを作ってしまうと、同じ名前のアーカイブページが複数作られ、検索エンジンからの評価が下がる可能性があります。読者にもわかりにくくなるので、重複しないように生成ルールを修正しましょう。

必ず変更しておきたいアーカイブページのタイトル生成ルール

名称 タイトルの生成ルールの例 説明
カテゴリータイトルのフォーマット 「%category_title%」カテゴリーの記事一覧|%blog_title% カテゴリーのアーカイブ。タグとの重複を避けるために「カテゴリーの記事一覧」を追加。
アーカイブのタイトルフォーマット %date% の記事一覧|%blog_title% 月ごとのアーカイブ。アーカイブページだとわかりやすくするために「の記事一覧」を追加。
タグのタイトルフォーマット 「%tag%」タグが付いた記事一覧|%blog_title% タグのアーカイブ。カテゴリーとの重複を避けるために「タグが付いた記事一覧」を追加。
検索時のタイトルフォーマット 「%search%」の検索結果|%blog_title% 検索結果ページ。検索結果だということをわかりやすく。
404 エラーのタイトルフォーマット お探しのページは見つかりませんでした|%blog_title% ページが見つからないときの表示。日本語にしてわかりやすく。
固定ページのフォーマット - %page% ページ目 一覧が複数ページになったときのページ数。日本語にしてわかりやすく。