ボックスを部分的に切り抜いて表示する

clip

{ clip クリップ : 切り抜き位置; }

clipプロパティは、ボックスを部分的に切り抜いて表示するプロパティです。

初期値 auto
継承 なし
適用される要素 positionプロパティによって絶対配置された要素
モジュール CSS Positioned Layout Module Level 3

値の指定方法

切り抜き位置

auto ボックスは通常通りに表示されます。
rect() 関数型の値です。4つの値をカンマ(,)で区切って切り抜く領域を指定します。値は単位付きの数値、または%値(要素の幅、高さに対する割合)で記述します。各値は上端の切り抜き位置(上辺からの距離)、右端の切り抜き位置(左辺からの距離)、下端の切り抜き位置(上辺からの距離)、左端の切り抜き位置(左辺からの距離)に対応します。
inset() 関数型の値です。4つの値で切り抜く領域を指定します。各値は各辺からの距離に対応しており、上辺、右辺、下辺、左辺の順に適用されます。
CSSにおける単位付きの数値の指定方法

サンプルコード

img{
  position: fixed;
  top: 0px; right: 0px;
  clip: rect(50px,220px,250px,30px);
  border: gray dotted 4px;
}