Windows 10の隠し機能「GodMode」とは?
Windows10への無料アップグレード特典の期限(2016年7月29日)が近づき、この機に駆け込みでアップグレードしたという人も少なくないでしょう。今回は、アップグレードから日の浅いユーザーでも簡単&便利に使えるWindows10の裏技「GodMode」(ゴッドモード=神の方法)を紹介します。
WindowsのGodModeとは、ひと言でいうと「Windowsに関する様々な設定を1つの画面からできる機能」です。パソコンの設定項目が1か所に集約されているので、「あれはどの画面で設定するんだっけ......?」と迷うこともなくなります。
GodMode自体は以前のWindowsでも使えましたが、パソコンの設定を行う画面が[コントロールパネル]と[設定]画面に分かれたWindows10では、その便利さが一層高まったと言えるでしょう。ただし、ある設定を行わないとGodModeは出現してくれません。以下の手順で「神」を呼び出して、Windows10のGodModeを使ってみましょう。
Windows 10のGodModeを設定する方法
1デスクトップに新しいフォルダーを作成する
ウィンドウズ10のデスクトップを右クリックし、[新規作成]→[フォルダー]の順にクリックして新しいフォルダーを作成します。
2フォルダー名を変更
フォルダー名に「GodMode.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}」と入力してEnterキーを押します(太字部分のテキストをコピー&ペースとすると簡単です)。
3フォルダー名が[GodMode]に変わった
フォルダー名が[GodMode]に変わり、フォルダーの形状も自動的に変更されました。この[GodMode]アイコンをダブルクリックして開いてみましょう。
4[GodMode]画面が表示された
[GodMode]アイコンをダブルクリックすると[GodMode]画面が表示されました。そう、これがウィンドウズの「神の窓」です。
Windows 10のGodModeを見てみよう
[GodMode]画面には、約40のカテゴリーに分類された200以上もの設定項目が並んでいます(PCによってはメーカー独自の設定項目もあります)。以下で、GodModeで設定できる内容の一部をちょっと覗いていましょう。
[プレゼンテーション前の設定の調整]項目
[Windowsモビリティセンター]カテゴリーにある[プレゼンテーション前の設定の調整]をクリックすると[プレゼンテーション設定]画面が表示されます。プレゼン中にスクリーンセーバーやシステム通知をオフにしたりすることが可能です。
[閲覧履歴の削除]項目
[インターネットオプション]カテゴリーにある[閲覧履歴を削除]をクリックすると、おなじみの[インターネットのプロパティ]画面が表示されます。Internet Explorer(IE)の各種設定もGodModeからなら一撃です。
[Windowsのデザインとパフォーマンスの調整]項目
[システム]カテゴリーにある[Windowsのデザインとパフォーマンスの調整]をクリックすると、[パフォーマンスデザイン]画面が表示されます。ウィンドウのアニメーション表示など、ウィンドウズの視覚効果を細かく設定できます。
このほかにもたくさんの設定項目があるので、気になる人は実際に設定してチェックしてみてください。
Windows 10にアップグレードしたあと、何か問題があったときは、アップグレードする前のWindows 8.1やWindows 7に戻せます。アップグレードしたWindows 10を元に戻す(アンインストールする)方法を見てみましょう。
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