若者たちがこぞってハマる、「使い捨てカメラ×SNS」の意外な関係

デジタルネイティブと呼ばれる世代である10~20代の若者たちにとって、スマホで簡単に写真が撮れるというのはごくごく当たり前のこと。あえて使い捨てカメラを選ぶことで、スマホにはないアナログ特有の"不便さ"を楽しんでいる人が多いようです。

スマホにはない、使い捨てカメラの魅力BEST 5

  1. アナログ"風"ではなくフィルムの本来の色合いを楽しめる
  2. 現像するまで何を撮ったかわからないワクワク感
  3. 枚数制限があるから1枚1枚に気持ちがこもる
  4. ワンシャッターずつダイヤルをカリカリ回す
  5. 公園や砂浜などアウトドアに持っていきやすい

使い捨てカメラでは、デジタルカメラでは真似ることが難しい、アナログならではの色合いの写真ができあがります。

フィルムならではの「粒子感」も、使い捨てカメラの魅力のひとつ。壁などのデジカメラで撮るとのっぺりとした感じになりがちな被写体も、独特の質感で捉えることができます。

加えて、本来はプリントするところを、以下に解説する方法で「データ化」することによって、Instagramなどに使い捨てカメラの写真を投稿できます。そんな"新しさ"も若者に人気の理由のひとつだと言えます。

使い捨てカメラの写真をInstagramで公開する方法

使い捨てカメラの現像・プリントを依頼するときに、同時にデータ化も依頼できます。

【ステップ1】使い捨てカメラで撮った写真をお店でデータ化!

使い捨てカメラの写真をデータ化してくれるお店は、大きく3種類に分けられます。

1.カメラ専門店

現像といえば、カメラ屋さんを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ここでは基本、データ化した写真をCD-Rにして受け取ることができます。値段はお店によって多少誤差はありますが、ほぼ同じで1,000円前後ほどです。

(料金の例)カメラのキタムラ『CD書き込みサービス』
現像代...630円
CD-R書き込み...540円
合計...1,170円(税込)
(プリントする場合...別途38円/1枚~)

2.家電量販店

家電量販店でも1,000円前後でデータ化できるサービスが利用できます。

(料金の例)ビックカメラ『CD/DVD書き込みサービス』
現像代...648円
CD-R書き込み...540円
合計...1,188円(税込)
(プリントする場合...35円/1枚~~)

ちなみに、今回紹介するにあたり編集部で利用したのはビックカメラです。現像する際には、「ちょっと黄色味強めで。」と色調指定もさせてもらえました。

3.ネットサービス

お店に立ち寄らずに、インターネットでデータ化を済ませたい人におすすめのサービスです。上記のお店と比較すると、少し値段が安いことが特徴です。

(料金の例)トイラボ
現像代...540円
スキャニング...0円(772×512ピクセルの「ネットサイズ」の場合)
郵送料...160円
合計...700円(税込)

トイラボは、郵送で使い捨てカメラを送ると、サイトの会員ページ(無料)から写真のデータがダウンロードできる仕組みです。

【ステップ2】パソコンに取り込んだCD-Rのデータをスマホに入れる

CD-Rで受け取った、またはダウンロードした写真のデータをパソコンに読み込んだら、クラウドストレージやメールを使ってスマホで保存しましょう。

代表的なクラウドストレージには「Dropbox」「OneDrive」「Googleドライブ」などがあります。例えばDropboxでは、パソコンにDropoxをインストールして所定のフォルダーに写真のファイルを保存すると、スマートフォンのDropboxアプリを使ってその写真のファイルを見ることができます。

具体的な操作方法は、以下のページを参考にしてください。

写真をスマホに保存したら、Instagramでアップしてみましょう。そのときに「#フィルム写真」「#使い捨てカメラ」などの流行りのハッシュタグをつけると、「いいね!」をもらいやすくなります。

参考書籍