文字列の連結
TEXTJOIN 区切り記号を挿入しながら複数の文字列を連結する
対応バージョン:
※Office 365ユーザーのみ複数の[文字列]の間に[区切り記号]を挿入しながら、すべて連結します。
入力方法と引数
TEXTJOIN
区切り記号 | それぞれの[文字列]の間に挿入したい文字列を指定します。文字列の配列定数やセル範囲を指定することもできます。 | |
---|---|---|
空の文字列を無視 | 以下のように指定します。 | |
TRUE | 空の[文字列]は連結の対象としないで無視し、その[文字列]の位置には[区切り記号]を挿入しません。 | |
FALSE | 空の[文字列]も連結の対象とし、どの[文字列]の位置にも必ず[区切り記号]を挿入します。 | |
文字列 | 連結したい文字列を指定します。[文字列]は252個まで指定できます。セル範囲を指定することもできます。 |
使用例県名や市区名を連結して英字表記の住所を表す
活用のポイント
- [区切り記号]に空の文字列("")を指定した場合は、複数の[文字列]が単純に連結されます。実質的に、CONCAT関数やCONCATENATE関数と同等の動作となります。
- [文字列]にセル範囲を指定した場合は、その範囲内の各セルに入力された文字列が順に(行単位の左から右に、列単位の上から下に)連結されます。
-
[空の文字列を無視]にFALSEを指定した場合は、各[文字列]の位置に必ず[区切り記号]が挿入されます。例えば、セルH3に
=
TEXTJOIN
(", ",FALSE,G3,F3,E3,D3,C3,B3,A3)と指定すると、セルD3が空であっても無視されないので、「3-X-1, Higashinakano, Nakano-ku, , Tokyo, 164-0003」のように、該当する位置(「Nakano-ku」の後)に[区切り記号]だけが表示されます。
-
[区切り記号]に文字列の配列定数やセル範囲を指定した場合は、連結の対象となる複数の[文字列]に対して、[区切り記号]の配列(セル範囲)が順に適用され、挿入されます。例えば、セルA1に「A」、セルB1に「B」、セルC1に「C」、セルD1に「D」と入力されているとき、セルE1に
=
TEXTJOIN
({"/","+","="},TRUE,A1:D1)と入力すると、結果は「A/B+C=D」のように表示されます。