「使わないアプリ」フォルダーがとうとう不要に

貴重なホーム画面のスペースが、使わない標準アプリで占有されてしまう......。iPhoneユーザーを長らく悩ませていた問題が、iOS 10でようやく解決されます。iOS 10では、多くの標準アプリをiPhoneから「削除」できるようになりました!

画面上の表記にもあるように、実際には「削除」というより、ホーム画面から「取り除く」ようなイメージです。OSやほかのアプリに関わる機能は残したうえで、ホーム画面からアプリが消えます。例えば、[コンパス]アプリを削除しても、[マップ]アプリなどで方角を確認できなくなるわけではありません。

ホーム画面のムダを省きたい人にとっては、iOS 10でもっとも嬉しい新機能かもしれませんね。ここでは標準アプリを削除する方法から、削除した標準アプリを復元する方法ホーム画面を元のレイアウトに戻す方法まで解説します。

標準アプリを削除する

削除方法はこれまでのiOSとまったく同じです。削除できる標準アプリには[×]が表示されるので、削除できる/できないアプリはすぐに見分けられます。

iOS 10 標準アプリの削除と復元

ホーム画面でアプリのアイコンを長押し(ロングタッチ)して[×]をタップし、続けて[取り除く]をタップすれば削除できます。

iOS 10 標準アプリの削除と復元

標準アプリをすべて削除すると、アプリは11個だけになります。上の画面にある標準アプリは削除できません。

HINTアプリと連動するウィジェットも削除される

[カレンダー][天気][マップ]などの標準アプリは、通知センターに最初から配置されているウィジェットと連動していますが、これらのアプリを削除するとウィジェットも削除されます。「アプリは起動しないけど、ウィジェットで天気をチェックしている」といった場合は、[天気]アプリは削除しないようにしましょう。

iOS 10 標準アプリの削除と復元

通知センターにある天気のウィジェット。[天気]アプリを削除すると、このウィジェットも使えなくなります。

削除した標準アプリを復元する

削除した標準アプリを元に戻すには、App Storeから再インストールします。[App Store]アプリを起動して検索してもOKですが、以下の表にあるリンクをタップすれば、該当するアプリのページをすぐに表示できます。

標準アプリの並び順を元に戻す

標準アプリの復元後、ホーム画面のレイアウト(並び順)も元に戻したいときは、[設定]から[ホーム画面のレイアウトをリセット]を実行しましょう。標準アプリが初期設定のレイアウトに戻り、標準アプリ以外のアプリは、標準アプリに続いてアルファベット→50音順で並びます。

iOS 10 標準アプリの削除と復元

[設定]を起動し、[一般]を表示しておきます。最後にある[リセット]をタップしましょう。

iOS 10 標準アプリの削除と復元

[ホーム画面のレイアウトをリセット]をタップします。このあと、確認のメッセージで[ホーム画面をリセット]をタップします。

iOS 10 標準アプリの削除と復元

標準アプリのレイアウトが元に戻りました。アプリ名に青い丸が付いているのが削除→再インストールした標準アプリです。この青い丸は一度アプリを起動すれば消えます。

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