こんにちは、できる編集部の進藤寛と申します。「"できる"大食漢の神保町ペロリ旅」の第19回をお送りします。

東京初出店の「台湾ラーメン」を食す

「台湾ラーメン」という食べ物を、皆さんはご存じでしょうか? これは、名古屋の「味仙」という台湾料理店が考案した激辛のラーメンのことです。

台湾料理ではなく、あくまで名古屋発祥の食べ物で、地元のソウルフードとして長年親しまれています。魅力的な食べ物がたくさんある名古屋でもとりわけ人気が高く、最近ではスープのない「台湾まぜそば」や、カレーと組み合わせた「台湾カレー」といった派生形も登場しています。

そんな「台湾ラーメン」の「味仙」が、2016年8月、東京に初出店いたしました! 決してドカ盛りということではないのですが、何を隠そうこの私、大食漢であると同時に、無類の激辛好きでもあります!

今回は、コーナーの趣旨からは若干ずれてしまいますが、話題の激辛ラーメンをどうしても味わいたく、神田は鍛冶町まで足を伸ばしてまいりました!

「郭 政良 味仙 東京神田店」は神田鍛冶町の辺りにあります

激辛なのに、箸が止まらない!

人気有名店なので行列も覚悟していましたが、お昼どきをはずして14時ごろに伺ったおかげか、並ばずに入れました! こちらのお店は食券制なので、入店したらまず食券を購入します。

2016年11月時点での食券機。どれも気になり、目移りしてしまいます

「台湾ラーメン(アメリカン)」とは何ぞやと、気になった方もおられるかと思います。いったいどこの国の料理なのか、よく分からなくなってしまう名称ですが、これは「アメリカンコーヒー」から来ています。

つまり、通常の台湾ラーメンよりも薄口で、辛さを控えめにしたメニューです。辛いものが苦手な方は、まずは「アメリカン」から頼んでみるといいでしょう。

そのほかの「台湾ラーメン(塩)」や「ニンニクチャーハン」なども気にはなりますが、今回は基本の「台湾ラーメン」を、麺大盛りでいただくことにいたしました。食券を渡してから5分と待たず、名古屋名物・台湾ラーメンが到着いたしました!

台湾ラーメン 800円/麺大盛り 200円

豚ひき肉をにんにくと鷹の爪で炒めた「台湾ミンチ」がどっさりと盛られ、そこに鶏ガラ醤油スープがかけられている格好です。この赤さ、なかなかに危険な香りがただよっています! 提供されたら、そのままではなく、よく混ぜてから食します。

天地返ししてから、いざ実食!

麺をすすると、口の中に一気に辛旨な味が広がります! 急な刺激にのどがびっくりしたのか、むせそうになりますが、それでも麺をすするのを止められません! これは病みつきになります!

にんにくを利かせたキレのある鶏ガラ醤油に、さらに唐辛子の辛みがプラスされて、非常に鋭角なスープに仕上がっています。また、そんな極上のスープを麺がよく拾ってくれて、ひとくちごとにガツンとくる旨さです。

辛さは後に引く類のものではなく、また、口の中がダメージを受けるほどではありません。あくまで辛さよりも旨さが勝っており、絶妙なバランスが保たれています。

ご飯を追加投入し、激辛スープを吸い尽くす!

麺を大盛りにしましたが、それでもまだ物足りません。このスープをもっと味わいたいと思い、追加で「ご飯(中)」(頼めるサイズは「中」1種類だけで、「大」はありません)を注文して、スープに投入することにいたしました。

ご飯(中) 200円

このスープ、ご飯とも相性抜群です! さすがに胃に負担がかかるかなぁと若干心配になりながらも、口に運ぶ手を止められず、気が付けばご飯もスープも完飲完食していました!

今回はアイドルタイムに伺ったおかげか、並ばずに入れましたが、それでも7割くらいは席が埋まっていました。行列を避けたければ時間帯を選んだほうが無難かもしれません。とはいえ、並んででも食べる価値のある逸品であることは確かです!

お店:郭 政良 味仙 東京神田店
住所:東京都千代田区神田鍛冶町3-3-21 1F
完食時間:10分55秒

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