数値を保存するフィールドはどのデータ型にすればいいの?
数値型と通貨型は、「¥」記号の有無の違いだけでなく、数値を扱う仕組みが異なります。数値型は2進数、通貨型は10進数で数値を扱います。
2進数では数値の小数部分に誤差が生じる可能性があるので、正確な計算が必要になるデータは通貨型に設定します。通貨型の精度は、小数点の左側が15けた、右側が4けたになります。
それ以外の数値は数値型にして、整数・実数など入力するデータの種類に応じて[フィールドサイズ]プロパティを設定します。整数は長整数型、実数は倍精度浮動小数点型にするのが一般的です。
なお、社員コードや郵便番号のように、計算に使用しない数値は短いテキストにします。
オートナンバー型って何に使うの?
オートナンバー型を設定したフィールドには自動的に固有の値が入力されるので、主キーに利用できます。テーブル内に主キーの条件に合うフィールドがない場合に、手軽に利用できるので便利です。初期設定では整数の連番が自動入力されます。
ただし、レコードの入力の途中で入力を取り消すと、取り消した値が欠番になります。欠番が気になる場合は、数値型を設定して手動で連番を入力するか、欠番を詰めましょう。