リレーションシップって何?

リレーションシップとは、テーブル同士の関連付けのことです。Accessのようなリレーショナルデータベースでは、データベース内に複数のテーブルを用意し、それらを連携させてデータを有効活用します。リレーションシップによって、テーブル同士をどのように結び付けるかを定義できます。

リレーションシップの種類には、「一対多リレーションシップ」「一対一リレーションシップ」「多対多リレーションシップ」などがあります。詳しくは以下を参照してください。

一対多リレーションシップって何?

一対多リレーションシップとは、一方のテーブルの1件のレコードが、他方のテーブルの複数のレコードと結合する関係で、もっとも一般的なリレーションシップです。前者のテーブルを一側テーブル、後者のテーブルを多側テーブルと呼びます。

通常、一側テーブルの主キーのフィールドと、多側テーブルの主キーでないフィールドが結合します。これらのフィールドを「結合フィールド」と呼びます。

レコードの結合は親子関係に例えることができ、一側テーブルのレコードを親レコード、多側テーブルのレコードを子レコードと呼びます。

一対多リレーションシップの例

一対一リレーションシップって何?

一対一リレーションシップとは、一方のテーブルの1件のレコードが、他方のテーブルの1件のレコードと結合する関係です。特別な情報だけ別テーブルに切り分けて管理したいときなどに使用します。通常、双方の主キーのフィールド同士が「結合フィールド」となって結合します。

一対一の関係といっても2つのテーブルのレコードには親子関係が成立し、一方のレコードを「親レコード」、他方のレコードを「子レコード」と見なします。例えば社員レコードを一般情報と個人情報の2つのテーブルに分けて管理する場合、主となる一般情報のレコードを親、従となる個人情報のレコードを子と見なします。

一対一リレーションシップの例

多対多リレーションシップって何?

多対多リレーションシップは、「結合テーブル」を介した2つのテーブルの関係です。2つが直接多対多の関係で結ばれるわけではありません。通常、2つのテーブルは結合テーブルと一対多の関係で結合しており、結合テーブルは一対多のうちの多側に当たります。

以下の例では、[受注テーブル]と[受注明細テーブル]、[商品テーブル]と[受注明細テーブル]が一対多の関係にあり、[受注明細テーブル]を結合テーブルとして、[受注テーブル]と[商品テーブル]が多対多の関係になります。

多対多リレーションシップの例

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