眼前には紛れもない強敵が
眼前には、見るからにヤバそうなブツが鎮座ましましています。ご飯は量が多すぎるあまり、丼からオーバーフローしています。かつとじは2重になって、異常な高さを誇っています。丼からは大量の湯気が立ち上っており、見るからに熱々なことが見て取れます。
上空から見たところ。iPhone 5s(約123.8mm×58.6mm)を大きさの比較に置いてみました。丼も決して小さくはないのに、とんかつが乗り切れず複雑に積み上げられています(iPhone 5sは日常的に使っている端末ではなかったので、時刻の設定がずれていました)
真横から見ると、2段重ねになったとんかつの異常な高さがよく分かります
正直、いかなコストパフォーマンスが優れているといっても、価格が640円なので大きさには限界があるだろうと甘く見ていました。しかし、いざ姿を現したかつ丼の盛りの良さを見るに、認識を改めざるを得ません。
このかつ丼は、以前伺った「豚大学」の博士に比肩するクラスの強敵です。油断していると返り討ちにあいかねないので、心して挑みます。
かつとじは柔らかく食べやすいが、思わぬ誤算が......
手始めに、かつを1切れいただきます!
食べ応えがありそうな分厚いかつです!
価格からは信じがたいほどに分厚いかつは、とても柔らかくて食べやすいです。割り下はいっそ上品なほどの味付けで、非常に美味です。量だけでなく、美味しさという面でもコストパフォーマンスが高いです。かつとじ部分がこれだけ食べやすければ、あごが疲れることなく食べ進められそうで一安心です。
序盤のうちに一気呵成に食べ進めるべく、丼を手に持ち、かき込む構えを取ったものの、ここで誤算に気が付きます。丼があまりにも熱すぎて、手に持っていられないのです。
泣く泣く丼をテーブルに置きますが、立ち食いなので、丼と口の間に距離が空いてしまいます。あんまり丼と口の距離が離れていると、食べるペースも上がらないので、やや腰を落とした体制を取って、できるだけ急いで食べます。
一段目のかつとじと、オーバーフロー分のご飯を食べきった辺りで、ようやく普通のかつ丼のビジュアルに。この辺りで丼の熱もおさまり、手に持てるようになってきたので、今度こそかき込む構えで、一気にスパートをかけます。
途中、飯の重さに耐えかねて、割り箸が折れたときはもう駄目かと思いましたが、どうにか無事完食できました!
大量の飯とかつを載せて長い距離を何度も運んだせいか、途中で割り箸が折れてしまいました。
思いがけず熱いファイトが楽しめたのに、価格が640円ということで、信じられない気持ちでいっぱいです。常識外れにコストパフォーマンスが高いので、万人におすすめしたいお店です。普通のかつ丼の他に、ソースかつ丼も美味しそうなので、次はそちらをいただきに再訪したい次第です。
お店:一間酒場 1丁目1番地
住所:東京都千代田区鍛冶町2-12-11
完食時間:22分31秒
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