存在するはずの日付や数値が抽出されない

日付/時刻型のフィールドで存在するはずの日付が抽出できない場合は、日付データに時刻データが含まれている可能性があります。

例えば「2017/08/0112:00:00」というデータは「#2017/08/01#」という抽出条件では抽出できません。条件を「>=#2017/08/01# And <#2017/08/02#」のように入力すれば、「2017/08/01」のデータを漏れなく抽出できます。同様に、数値の抽出を行うときは小数部分に注意しましょう。

ルックアップフィールドに存在するはずのデータが抽出されない

テーブルでルックアップフィールドを設定したときに、[ルックアップウィザード]で[キー列を表示しない]にチェックマークを付けると、フィールドには表示されているデータではなく、キー列のデータが保存されます。

その場合、表示されているデータを抽出条件に指定しても抽出できません。基のテーブルで主キーの値を調べ、それを抽出条件に指定しましょう。

存在するはずのデータが抽出されない

[定型入力]の機能を使用して入力したデータを抽出する場合は、リテラル表示文字が保存される設定になっているかによって、条件の指定に注意が必要です。リテラル表示文字とは、郵便番号の「-」や電話番号の「()」などのことです。

例えば、テーブルの[郵便番号]フィールドに[定型入力]プロパティが設定されているとします。リテラル表示文字が保存されない設定の場合は、データシートに「123-4567」と表示されていても、実際にテーブルに保存されているのは「1234567」です。したがって抽出条件を「1234567」の形式で指定しないと抽出されません。

リテラル表示文字が保存される設定の場合は、「123-4567」の形式で抽出条件を指定します。なお、リテラル表示文字の保存については、郵便番号の入力パターンを設定したいを参考に判断してください。

存在するはずの未入力のデータが抽出されない

何も入力されていないフィールドは未入力のデータだけを抽出したいのように半角の「Is Null」という抽出条件で抽出できますが、短いテキストや長いテキストのフィールドの場合、何も入力されてないように見えても長さ0の文字列「""」や空白(スペース)が入力されていることがあります。

長さ0の文字列は、半角の「""」で抽出できます。空白(スペース)の数は分からないので、とりあえず「Like "*"」という条件を使用して空白で始まるデータがあるかどうかを確認しましょう。

関連まとめ記事