こんにちは、できる編集部の進藤寛と申します。「"できる"大食漢の神保町ペロリ旅」の第42回をお送りします。
麻辣味(マーラーウェイ)をきかせた豚丼!
生理学において味覚は甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5種類に分けられ、「辛み」は味覚ではなく痛覚に分類されるそうです。一方、四川料理においては麻辣味(マーラーウェイ)という言葉があり、花椒(ホアジャオ)の「しびれ」と唐辛子の「辛み」がそれぞれ異なる味として捉えられ、とりわけ重要な地位を担っています。
痛覚と言われてもあまりしっくり来ませんが、確かに「辛み」は他の味とは感じ方が違うというか、より刺激が強い気はします。また、四川料理のように「辛み」をうまく味方に付けた食べ物は、他にない魅力を持っているように思います。
今回は、そんな麻辣味(マーラーウェイ)をたっぷりきかせた豚丼、「しびれ豚丼」なる食べ物を神田須田町で味わえるという情報をキャッチしたので、その調査に伺って参りました!
「しびれ豚丼」を味わえる「串揚げじゅらく」は秋葉原にほど近い神田須田町付近にあります
軒先の看板をよく見てみれば、「しびれ豚丼」の文字、そして「チャレンジ デカ盛りメニュー」との記載があるではありませんか!
メガ、ギガ、テラ...。ハードディスクのようなサイズ分けです!
特盛りに相当すると思われる「メガしびれ豚丼」が800gで880円、その上の「ギガしびれ豚丼」が1.5kgで1,780円となり、さらに上の「テラしびれ豚丼」が2.3kgで2.480円となっています。「ギガしびれ豚丼」が4人前サイズ、「テラしびれ豚丼」が6人前サイズとのことですから、穏やかではありません。
さてここで迷うのは「ギガ」にするか「テラ」にするかです。本連載の第18回では神保町交差点の豚丼店「豚大学」で最高学位の「博士」に挑戦しましたが、博士は2kg。こちらの「テラ」は2.3kg...。
0.3kgの差と考えるよりも「6人前」のインパクトが頭を離れず、今回は4人前(1.5kg)の「ギガ」で様子を見ることにいたしました!
入店するやいなや「ギガしびれ豚丼」をオーダー。デカ盛りチャレンジのお店ですと、オーダー時に意思確認を厳重に行うことも多いものですが、ここでは拍子抜けするほどあっさりとオーダーが通りました。
これは、お店の方から「食えそうなヤツ」と認めていただいた証でしょうか? そうであれば、そのご期待を裏切るわけにはいきません! 武者震いしながら待つことしばし、お目当ての「ギガしびれ豚丼」が着丼いたしました!
ギガしびれ豚丼 1,780円
※写真はお店の方の許可をいただいて撮影しています