端数の1~4を切り捨て、5~9を切り上げる一般的な四捨五入を行いたい場合は、数値に0.5を加えてから端数を切り捨てます。
例えば数値が「1.6」の場合、0.5を加えた「2.1」の端数を切り捨てれば「2」という結果になります。これを式で表すと、「Int([数値]+0.5)」となります。この場合、数値が「-0.5」のときは「0」、「-1.5」のときは「-1」という結果になります。
数値が「-0.5」のときに「-1」、「-1.5」のときに「-2」のようにしたい場合は、「Fix([数値]+0.5*Sgn([数値]))」のように、数値が正の場合は0.5を加え、負の場合は0.5を引いてから小数点以下の数値を削除します。
ここで紹介した2つの式は、0以上の場合は同じ結果になるので、負数をどう処理したいかによって使い分けてください。
関数の解説
Sgn
(数値)
[数値]が正の場合は1、0の場合は0、負の場合は-1を返す