できるネット編集部より:ALSOKの子どもを見守るGPS端末「まもるっく」と、ホームセキュリティの使い方や体験レポートを紹介。元小学校教員のITジャーナリスト、高橋暁子さんによる連載の第14回です。
まもるっくのレポート&操作解説まとめ
ホームセキュリティのレポート&操作解説まとめ
こんにちは、高橋暁子です。
子どもが1人で留守番をする機会が多い家庭では、家と子どもを見守る手段を考えたいですね。小学2年生の子どもがいるわが家では、幸いにもこれといったトラブルを経験していません。しかし、知人に空き巣に入られた方がいて、他人ごとではないと感じています。
前回は、今どきのホームセキュリティ事情と、ALSOK(アルソック)のホームセキュリティを導入している家庭を紹介しました。思った以上に導入はカンタンで、コンセント1つあれば複雑な配線などは必要なく、建売住宅に「後付け」もできることがわかりましたね。今回は実際に導入するまでの流れと、気になる料金について詳しく紹介しましょう。
家族を守るホームセキュリティ。無理のない形で導入できるなら、検討しておきたいものですね。
セキュリティアドバイザーと相談しながらプランを立てる
ホームセキュリティは、それぞれの家庭に合わせてオーダーメイドで作られるサービスです。まずはALSOKに連絡してセキュリティアドバイザーに来てもらい、相談して見積もりを作ることから始めましょう。
ALSOKのホームセキュリティには、次のように5種類のサービスがあります。
サービス名称 | 特徴 |
---|---|
ホームセキュリティBasic | 一般の戸建て住宅向け |
HOME ALSOK Premium | 二世代住宅や店舗・事務所併設の住宅向け |
HOME ALSOKアパート・マンションプラン(入居者契約プラン) | 集合住宅の入居者向け |
HOME ALSOKみまもりサポート | 高齢者の見守り向け |
HOME ALSOKるすたくサービス | 長期間留守にする住宅や別荘向け |
ここでは、一般的な家庭向けの「ホームセキュリティBasic」の場合を見ていきましょう。
ALSOK ホームセキュリティのWebサイトから見積もりを依頼すると、アドバイザーが自宅を訪問します。まず行うのは、現場の視察。実際に屋外、屋内の様子を見て回ります。そして、ドア用の「開閉センサー」、窓用の「施錠確認センサー」などの機器をどう設置し、どのように見守るかを提案してくれます。このとき、自宅の平面図を用意しておくと相談がスムーズです。
玄関ドア用の開閉センサー。ドアとドア枠に取り付けて、開閉状態を感知します。
窓用の施錠確認センサーと開閉センサー。クレセント錠のレバーが上を向いているかで施錠の状態を感知し、上部のセンサーで開閉状態を感知します。
機器の配置が決まったら、見積もりが算出されます。ALSOKのホームセキュリティには3種類の料金プランがあり、「お買い上げプラン」は最初に機器費と工事費がかかりますが、月額費用はもっとも安く、長期利用向けです。機器をレンタルして初期費用を抑える「レンタルプラン」、レンタルするうえで工事費もかけずに、初期費用をゼロにする「ゼロスタートプラン」もあります。
4LDK・2階建ての住宅なら14カ所の機器設置が目安
実際のセキュリティプランと見積もりの例を見てみましょう。標準的な4LDK・2階建ての戸建て住宅に「ホームセキュリティBasic」を導入する場合、設置する機器の一覧は次のようになります。
機器名称 | 設置数 | 機能 |
---|---|---|
コントローラー | 1 | ホームセキュリティの制御装置 |
開閉センサー | 1 | 玄関ドアの開閉を感知する |
施錠確認センサー | 7 | 窓の施錠と開閉を感知 |
火災センサー(熱) | 1 | 火災で発生する熱を感知する |
空間センサー | 1 | 人体の熱を感知し、侵入者を検出できる |
遠隔非常ボタン | 1 | コントローラー以外の場所に設置する非常通知ボタン |
ALSOKライト | 1 | 屋外に設置し、異常の発生を周囲に知らせるライト |
センサー送信機 | 1 | 開閉センサーの信号をコントローラーに送信 |
このプランでの料金は、以下のようになります(すべて消費税別)。
プラン | お買い上げプラン | レンタルプラン | ゼロスタートプラン |
---|---|---|---|
月額費用 | 3,500円 | 6,870円 | 7,760円 |
工事費 | 53,000円 | 53,000円 | 0円 |
機器費 | 194,600円 | 0円 | 0円 |
3種類のプランのどれをを選ぶかは「5年以上使い続ける予定があるか?」を目安に考えましょう。上記の料金の場合、導入から58カ月(4年と10カ月)目までは「ゼロスタートプラン」がトータルでもっとも安くなります。しかし、59カ月目からは「お買い上げプラン」が逆転し、もっとも安くなります。機器は10年保証なので、10年間までは機器の心配をすることなく「お買い上げプラン」を利用できます。
「子どもが小さい間だけ」のように、最初から5年未満の利用を想定している場合は、ゼロスタートプランが得です。そうではなく、ずっと使い続ける予定の場合は長期的に見て得になる「お買い上げプラン」がおすすめです。
HINT「まもるっく」と同時契約で工事費が半額に
ホームセキュリティの「お買い上げプラン」または「レンタルプラン」と、見守りGPS「まもるっく」を同時に契約すると、まもるっくの月額料金と、ホームセキュリティの工事費に割引が適用されます。
割引金額の例は、次の表のとおり。ホームセキュリティの工事費は半額になり、まもるっくの月額料金は、まもるっくの契約プランによって100円または200円引きとなります。
割引の対象 | 割引前 | 割引後 |
---|---|---|
ホームセキュリティの工事費 | 53,000円 | 26,500円 |
まもるっくの月額料金(お買い上げプラン) | 1,100円 | 1,000円 |
まもるっくの月額料金(レンタルプラン) | 2,000円 | 1,800円 |
「まもるっく」の詳しい解説は、こちらから。
子供や高齢者を見守るGPS「まもるっく」解説まとめ
2~3時間の導入工事。使い方の説明も受けられる
料金プランを選択し、契約を完了したら、いよいよ導入です。導入のための工事は契約から1週間以内を目安に行われます。
コントローラー以外は電池で動作し、無線通信式のため、必要なのはコントローラー用の電源だけ。工事の所要時間はおよそ2~3時間で、コントローラー用の電源の配線もきれいに隠して仕上がります。
工事が終わったら、当日の工事責任者から家族そろって使い方の解説も受けられます。複雑な操作は特にありませんが、直接使い方を教えてもらえるのは安心できますね。
警備の設定・解除には暗証番号が必要ですが、暗証番号の代わりに「セキュリティカード」やキーホルダー状の「IDキー」をかざすことでも操作できます。番号の入力が難しい小さな子どもや高齢者でも、これなら戸惑うことはありません。
建売住宅の玄関に「後付け」したコントローラー。電源ケーブルがどこにもなく、もともと備え付けられていたように見えます。
セキュリティカードとIDキー。どちらも、コントローラーにかざすことで暗証番号と同じ役割をします。
見積もり依頼はWebサイトから
見積もり依頼をするには、以下のリンクからWebサイトにアクセスして[簡単資料請求]をクリックします。住所、電話番号などを入力し、[訪問・お見積りについて]の[希望する]にチェックマークを付けましょう。折り返し、ALSOKから連絡が届きます。とりあえず、資料だけを依頼することも可能です。
次回は、コントローラーの操作を中心とした具体的な使い方、外出時や帰宅時に「警備モード」を切り替える方法を紹介します。
まもるっく&ホームセキュリティ
提供:ALSOK