就寝時間だけに限らず細かい設定ができる
Androidの[設定]にある[通知の鳴動制限]は、主に就寝中に通知が鳴らないよう抑制するための機能です。しかし、非常に詳細な設定項目があり、就寝中の制限にとどまらない活用が可能となっています。
いつでも手動で切り替え可能
[通知の鳴動制限]の画面では、設定項目が3パートに分かれています。[今すぐ有効にする]は手動で制限を有効化する場合のもの。作業に集中したいときなどに利用します。
[通知の鳴動制限]の画面。有効化中はステータスバーに月のアイコン(ムーンアイコン)が表示されます。
毎日の就寝時間だけでなく、集中作業の時間も設定可能
[時間帯/予定に従って有効化]は2種類の設定が可能で、時間帯による設定は、制限する曜日+時間帯を設定できます。「平日の0:00~7:00」や「土日の「22:00~9:00」のように設定できるうえ、これらを共存させることも可能で、必要があれば各曜日ごとに寝ている時間帯を変えることもできます。また、日中に集中して作業や勉強をしたい時間帯を設定することも可能です。
また、カレンダーの種類と予定への返信から指定し、「複数あるカレンダーのうち、このカレンダーの予定は通知しない」「自分が返信していない予定の通知はいらない」といった管理ができます。就寝中に限らず、カレンダーの予定が多すぎて困っている人には非常に便利な機能です。
[時間帯]と[予定]のルールはひとつずつ有効/無効を切り替えられるうえ、[新規追加]で複数作れます。曜日ごとに時間帯を設定する、忙しい日とゆっくり寝られる日で切り替えるなど、非常に緻密な運用も可能です。
[時間ルール]は曜日と開始・終了の時刻を設定します。曜日はひとつずつ選択可能なので「月・木・日」のような変則的な設定もできます。
[予定ルール]は、カレンダーと返信状況を選びます。ほかのユーザーから多くの予定を入れられて通知に困っている人は、対象のカレンダーの[はい/未定]を有効にしておくと、返信をしていない予定の通知はされなくなります。
電話やメッセージを通知する相手を細かく選べる
[詳細設定]は、制限を有効化している間に電話の着信とメッセージ(メッセージアプリ)受信があった場合の制限内容を、次の3種類から選べます。初期設定は[アラームのみ]で、着信やメッセージの通知はすべて無効で、時計のアラームだけは鳴る設定。[鳴動させない]にすると、すべての着信とメッセージが通知されます。
[優先度の高い通知のみ鳴動]では、誰からの着信とメッセージも一律に通知するのでなく、通知する相手を選択できます。
着信とメッセージの[通知鳴動制限モード]は、3種類から選べます。
[優先度の高い通知のみ鳴動]を選択した場合、誰を「優先度が高い」とするかを選択します。[連絡先のみ]は連絡先に登録している相手全員。もっと対象を絞り込みたい場合は「ホワイトリスト」を作成します。[同一発信者による再発進]をオンにすると、「親しくない相手でも3分間に2度もかけてくるということは重大な要件だ」とみなし、通知します。