【俺のメルカリ】は、ブロガーのコグレマサト氏が、オジさんにとってのメルカリの魅力や、使いこなし方を紹介していく連載です。毎週金曜日更新。
これまでのあらすじ(まとめ)
まだオジさんが気付いていない? メルカリの魅力
このページを開いてくださったみなさん、はじめまして! 「ネタフル」というブログを書いたり、「オジ旅」と称してオジさんグループで旅をしたりしている、コグレマサトと申します。もうすぐ46歳になるアラフィフのオジさんです。
妻1人と、高校生と小学生の2人の息子あり。本連載のテーマ「メルカリ」を初めて使ったのは2017年の初頭で、不要になった子どものおもちゃを売りました。その後も不用品を売るためにときどき使っていますが、使いこなし方としては、まだまだ初心者です。
ぼくぐらいのオジさん世代では、まだメルカリを利用している人は少数派です。メルカリといえば若者や女性向けというイメージが強いですが(ですよね!?)、実は、オジさんにもとても魅力的なサービスになっているようです。そんなところを深くお伝えしたくて、この連載を始めることにしました。
メルカリのスタッフに教えてもらいながら、みなさんにメルカリの簡単さや便利さを紹介していきたいと思っています。一緒にメルカリに詳しくなっちゃいましょう!
家に溜まっているモノが"資産"になる!
誰しも40年、50年と生きていると、コレクション的なものが部屋に溜まっていきます。机の引き出しや本棚、部屋の片隅に、捨てられなくて置いたままになっている"資産"がありますよね? ゴミではありません。資産なんです!
例えば、使わなくなったデジタルガジェットや、読まなくなった本はありませんか? 型落ちしたデジカメ、思い出深くて捨てられずにいる昔のマンガ、さらには古いSDメモリカードのような小物も、メルカリでは売れるのです。
え、そんなものが売れるの!? と思うかもしれませんが、世の中には、意外なモノを必要としている人がいるものです。これは売れるかな? と思いながら出品してみたら、すぐに喜んで買ってくれる人が現れた! ということは、わりと起こります。
メルカリは「フリマ」アプリです。儲けを考えるのでなく、ただ捨ててしまうのは忍びないから、必要としている人の手に渡ってほしい...と出品する人も少なくないと思います。ぼくも、子どものおもちゃはそういう気持ちで出品して、実際に買い手が見つかりました。
オジさん世代には、ネットで売買というと「ヤフオク!」が定番です。ぼくも使ったことがありますが、ヤフオク!とメルカリとの最大の違いは、出した品物がすぐ売れる「即時性」だと思います。
オークション形式のヤフオク!では入札を1週間程度待つ必要がありますが、メルカリはとにかくその日のうちに、早ければ1時間もせずに買い手が決まります。このスピード感、不用品がバンバン片付いていく爽快感は、病みつきになる人が多いのもうなずけます。商品紹介を細かく書かず、ルーズに出品しても意外と売れてしまうのも、メルカリの特徴でしょうか。
よし、うちにも"資産"があるぞ! というオジさんのために、メルカリスタッフのまゆみんさんに、どんな商品が売れるのか聞いてみることにしましょう!
9~10月の人気商品はあのスマホ!
こんにちは、コグレです。メルカリではデジカメやスマホなんかもよく売れると聞きます。オジさんがよく持っているもので売れ筋というと、どんなものがあるでしょうか?
こんにちは、メルカリ広報のまゆみんです。よろしくお願いいたします! コグレさんもよく買っているデジタルガジェットは、人気カテゴリーのひとつです。特にこの時期、9~10月はiPhoneの新モデルが発売されるので、旧モデルの出品が増えて盛り上がりますよ。
そうなんですか! 旧モデルを中古店で下取りに出したことはあるけど、メルカリで売るという発想はありませんでした。
2018年9月の、iPhoneの売買データを紹介しますね。モデル別に見るとiPhone 6、iPhone 6sがよく売買されています。今年ラインアップからはずれてしまったiPhone SE は、小型端末を好むユーザーにとって価値が高いようで、実は9月に平均売価がアップしているんです。
メルカリでの「iPhone」人気モデルと平均取引額(2018年9月)
2018年9月に売買された「iPhone」の中から、取り引き数全体におけるモデルごとの比率と、平均取引額をグラフ化。iPhone 6、iPhone 6sの2モデルが全体の約50%を占めています(「Plus」モデルはいずれも取引数が非常に少ないため、集計対象から割愛)。
スマホの売買に安心の新サービス
実は、2018年9月から、メルカリでは「あんしんスマホサポート」というサービスを始めました。売買が決まったスマートフォンを、いったんお預かりして、必要なデータの削除や初期化などの手続き、端末のクリーニングなどを代行して行い、商品の安全性を保証するサービスです。(詳細はHINT参照)
それはいいですね! 個人間の取り引きだと「ちゃんと動くのかな?」などの不安もありますけど、メルカリが保証してくれるなら安心できます。
実は「動かない」商品も売れる!?
一方で、動かない電気製品も売れています。
ええっ!? そんなものまで??
部品取りなどの用途で買う人がいるんですね。試しに「ジャンク品」などのキーワードで探してみてください。
(検索中)ほんとだ...! 動かなくてもゴミにするには早いですね。
「ジャンク品」「部品取り」といったキーワードで検索すると、家電製品やパソコンなどの出品が多数見つかります。
本の出品が便利になる機能も
ほかにも、本のバーコードを撮影するだけで書名などを自動的に設定して出品できる「バーコード出品」機能を2018年6月から提供しており、本の出品も増えています。(詳細はHINT参照)
知り合いに、読んでいる途中から本を出品して、売れるまでに読み切るという人がいますよ! その機能を使えばすごくラクそうですね。
商品のカテゴリー別にメルカリでの流通金額を見ると、もっとも大きいのは「レディース」ですが、その次がゲームやホビー関連の「エンタメ」、次いで「メンズ」、「家電・スマホ・カメラ」となっています。男性の持ち物も、よく売れているんですよ。(参考:数字で見るメルカリ)
メルカリというと若者や女性向けのイメージが強いですが、われわれオジさん好みのものも売れているんですね!
「メルカリで売る」は、すぐに始められる
なかなか思い切れず「モノを捨てられない」という人は、特に男性に多い気がします(ぼく自身も含めて)。しかし、部屋のスペースは有限です。いつまでも保管できるわけではなく、やがて手放さないといけないときがやってくるでしょう。
そんなとき、ただゴミとして捨ててしまうのではなく、次の使い手にバトンタッチするためにメルカリを使うとしたら...なんだか、いいことをしているような心持ちになってくるではありませんか!
「家にあるものを売ってみようかな?」という気持ちが少し出てきたところで、次はメルカリで売るために必要な準備や、メルカリの特徴についてまゆみんさんに聞いてみましょう。
売るために必要なのは銀行口座だけ!
メルカリでものを売るために必要な準備を教えてください。用意するのは銀行口座だけでしたっけ?
はい。売上金を受け取るための銀行口座があればOKで、それも、出品後に登録すれば大丈夫です。あと、当たり前ですが売る商品と、スマートフォンですね。メルカリはパソコンからも利用できますけど、写真を撮ったりするにはスマホが便利です。それに、電話番号による本人確認のためにも必要ですね。
スマホが必要とはいえ、パソコンからも使えるのは、オジさんにはとても魅力的ですね。スマホよりも使い慣れている人は多いですから。
商品を売った「売上金」はすぐ口座に振り込まれるのではなく、いったんメルカリの中でプールされます。1万円未満の振り込みには210円の手数料がかかってしまうのですが、1万円以上貯めてから受け取るか、メルカリのポイントに変換(1ポイント=1円。手数料なし)して、メルカリでのお買い物に使うことができます。
なるほど。かしこく使うと得できるわけですね!
安心して取り引きできるシステムが充実
そうですね! ちなみに、購入者が支払ったお金はいったんメルカリでお預かりして、問題なく商品を受け取ったことが確認できてから出品者にお渡しするシステムになっています。
個人間の取り引きだと「支払ったのに商品が届かない」とか「不良品だった」といったトラブルが付きものですけど、そういったことの対策になりますね。
トラブルがあった場合にはカスタマーサービスにご相談いただけば、状況に応じて返金や補償などを行います。安心して取り引きできるシステム作りに力を入れているんですよ。
使いやすい匿名配送「メルカリ便」
安心できるシステムといえば、匿名で商品を配送できるシステムもありますよね。ぼくは最初、商品の取り引きで個人情報を伝える必要がないと聞いてメルカリを使い始めたんです。
「メルカリ便」ですね。通常の個人間取引ではお互いの住所や氏名といった個人情報を交換して商品を送りますが、メルカリが仲介することで、個人情報のやり取りをせずに送ることができます。メルカリ便については、回をあらためて詳しくお話ししますね。
これは個人間取引のハードルを下げるいい仕組みなので、ぜひみなさんにも紹介したいと思っています。
「ネットで売る」サービスの進化を体験してほしい!
いかがでしょうか? デジタルガジェット類は動かないものだって売れる(場合がある)、それに本の出品も簡単で、取り引きも安心だと聞いたら、家にあるものを売ってみたくなりますよね!?
オジさん世代は「ネットでものを売る」と聞くと、どうもハードルが高い印象を持つ人が多いと思います。しかし、メルカリではハードルやリスクを取り払い、安心して利用できるようにシステムを整えていることが、アプリからも感じられます。
詳しくは今後の連載で紹介していきますが、安心感も、メルカリの人気を支える大きな理由でしょう。ニュースなどで流れるメルカリの情報では、こうした細かな部分まではなかなかわからないものですが、食わず嫌いはもったいないですよ! 今からメルカリをダウンロードして、来週をお待ち下さい。
次回は、出品の詳しい段取りについて聞いてみることにしましょう。値段の付け方のコツなど、悩んでしまうこともあるので、詳しく教えてもらいたいですね。
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イラスト:沼田健
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HINT「あんしんスマホサポート」とは
「あんしんスマホサポート」は、メルカリでスマートフォンを出品するときに選択できるオプション機能です。取り引きが決まったスマートフォンを出品者がメルカリの検品センターに発送し、検品センターで動作確認やデータの消去を行ったあと、1カ月間の動作保証を付けて購入者に送付します。これによって、購入者は安心して中古のスマートフォンを購入できるようになります。
iPhoneなど対象のスマートフォンを出品するとき、[あんしんスマホサポート]の項目が表示されます(利用料金として1,880円が必要です)。
▼もっと詳しく
メルカリガイド あんしんスマホサポートとは
HINT「バーコード出品」とは
書籍の裏表紙やCD、DVD、ゲームソフトのパッケージに付いているバーコードをカメラでスキャンすると、商品名などの情報を自動的に設定できる機能です。データ入力が簡単になり、気軽に出品できるようになります。
書籍のバーコードを読み取るだけで、書名などの情報が自動的に入力されます。[参考価格]はメルカリで出品する際の価格設定の参考情報です。
▼もっと詳しくメルカリガイド 「バーコード出品」機能について