【俺のメルカリ】は、ブロガーのコグレマサト氏が、オジさんにとってのメルカリの魅力や、使いこなし方を紹介していく連載です。毎週金曜日更新。

フィギュアとガジェット、2つの商品を出品

こんにちは、ネタフルのコグレマサトです。前回まででメルカリの価格設定や配送方法について確認して、出品の準備も整いました。今回と次回で、自宅にあるものを実際に出品してから取引完了までの模様をレポートします。出品時に何を考えるのか、買い手が決まるまでにどんなことが起こるのか、リアルな事例をお見せできればと思います。

このたび、2つの商品を出品することにしました。

ひとつは、ぼくの部屋の本棚に長いこと飾っていた、とあるSFコミックのキャラクターのフィギュアです。10年以上前、地元にパルコが開店したときに見つけて、気に入って買ったのでした。透明なケースに入ったまま飾っていたので、未開封品となります。

特に飽きたというわけではありませんが、本棚のスペースも有限です。そろそろ別の場所へ片付けようか、と思っていたものを、別のオーナーが現れてくれたら、ゆずってもいいかなと思いました。フィギュアの類を出品するのは初めてで、どうなるかな? という興味もあります。

フィギュア...は執筆時点でまだ出品中のため、今回は写真を隠させてください。

もう1点は、この連載の編集担当であるヤマダ氏の私物、PFUのドキュメントスキャナー「ScanSnap S1500M」です。買い替えを検討していて、どこかの中古店に買い取りを依頼しようかと考えていたそうですが、メルカリに興味を持ち、売ってみたいということになりました。

ScanSnap S1500M。2012年ごろに購入した製品で、残っている付属品はケーブル類のみです。

ぼくは初心者といいつつも、これまでに80点ほど出品しています。しかし、担当氏は本当のメルカリ初体験となります。ぼくがレクチャーしつつ進めることにしました。

皆さんが初めて出品する商品としては、「ネコポス」や「ゆうパケット」サイズ(詳しくは第3回参照)で発送できる小さいもの、そのうえで、特別に深い思い入れがないものをおすすめします。本やCD、または小型のガジェットなどで、もう使わないけど、ゴミにしてしまうのは惜しいな...くらいのものがいいでしょう。あまり思い入れの深いものは欲が出てしまったりするので、少し慣れてから出品するほうがいいです。

これまで、価格設定や発送の方法について解説してきましたが、出品作業は次の手順で進めます。

  • 送料を確認する
  • 商品の写真を撮る
  • 説明文を書く
  • 価格を設定する
  • 出品を完了する

気になるポイントはメルカリのまゆみんさんに教えてもらいながら、順番にやって行きましょう!

まずは箱を用意して送料を確認

今回の商品はどちらも小さくはないので、あらかじめ発送用の箱を用意して、サイズを測っておきます。フギュアは60サイズ、ScanSnapは80サイズでした。らくらく/ゆうゆうメルカリ便での送料はそれぞれ全国一律600円、700円となります。

送料込み(出品者負担)とする場合には、価格設定にあたって「売上利益から送料がいくら引かれるか」を考慮する必要があるので、事前に確認しておくことは大事です。

発送用の箱の縦、横、高さをメジャーで測り、サイズを確認しておきます。

写真は商品が明るい場所で、きれいな背景で!

出品のためには写真が必要です。メルカリのアプリでも写真を撮れますが、ズームなどの機能がないので、使い慣れたカメラアプリで撮影して、メルカリのアプリで読み込むようにしたほうがいいです。

基本的な撮影テクニックとしては、次の2点を心がけています。

  • 光が多く当たる明るい場所で、できれば日中に撮る(ただし強い光が反射して商品が見えなくなったりしないように注意)
  • 背景はできるだけシンプルに。白い紙や布を背景にできればベター

ただし、気を使いすぎてなかなか写真が撮れず、出品できないのでは本末転倒です。床の上や机の上などで撮る場合は、きれいに片付けて、商品以外の余計なものが写り込まないようにしましょう。

メルカリでは出品時に4枚の写真を登録できますが、どんな写真をするかはいつも悩みます。写真について、メルカリのまゆみんさんにも聞いてみましょう!

こんにちは、コグレです。今回は実際に出品するのですが、写真のコツについて、あらためて教えてもらえればと思います。

こんにちは、メルカリ広報のまゆみんです。メルカリでは買い手が商品を直接見たり触ったりはできませんから、写真は商品を知ってもらうためにとても大事です! 写真は4枚使えますけど、特に1枚目でしっかりと魅力を伝えることが重要ですね。1枚目の写真で目をひいてタップしてもらえないと、2枚目以降も見てもらえませんから。

なるほど、1枚目は商品の正面など、いちばんいいアングルの写真が基本になるでしょうか。2枚目以降の写真は、どういうものがいいでしょう? キズなどがあったら撮っておくといいと言われますよね。

はい。気になるキズや汚れなどは、購入者としては先に知っておきたいものですよね。実用上問題のない程度だったとしても、先に知っていて買うのと、買ったあとで「実はキズがあった」と知るのでは、気分がぜんぜん違いますし、「思っていたものと違った」とトラブルの元にもなりかねません。

確かに「難あり」でもトータルで満足できれば買いますし、出品する側としては、正直が一番ですね。

あとは、スマートフォンなら表面と裏面のように、4枚の写真で全体が見渡せるようにすることが基本ですね。メーカーサイトの写真や、ほかの出品者の写真も参考にしてみてください。

確かに、全体の状態を確認したいですよね。ありがとうございます!

説明文でも難点に正直に触れて、魅力のアピールも

まゆみんさんのアドバイスも参考に、フィギュアは正面、裏面、横と、正面からのアップを撮りました。

パッケージのまま飾っていたので、フィギュアそのものには傷や汚れはありません。ただケースまで完全に新品同様とはいかず、細かいキズなどはあります。このようなときは説明文に「自宅で保管していたものなので多少のキズ等はあります。ご了承ください」のように書いておいて理解を求めるようにします。

ScanSnapは、本体の白いプラスチックが黄色く変色している部分があります。時間の経過により生じてしまう変色で、動作に影響はないようですが、写真できちんとわかるようにして、説明文にも明記しておく必要がありますね。そのうえで「動作には問題ない」旨を書いて、安心して買ってもらえるようにするのも重要です。

ScanSnapのフタを開けると、内部のプラスチックが黄色く変色していることがわかります。こうした部分は写真に撮って、よくわかるようにしましょう。

出品するときの説明文はわりと細かく書かなくても売れる印象がありますが、のちのちのトラブルを避けるためにも、商品の難点についてはしっかりと説明しておく必要があります。そのうえで、商品の魅力もしっかりとアピールしたいところです。

ほかの人の出品を見ていても、非常に簡素な紹介文もあれば、丁寧に書かれたものもあり、紹介文の書き方はいつも試行錯誤していました。このあたり、まゆみんさんにも聞いてみましょう。

説明文の書き方で、何かコツなどはありますか?

写真と同じですが、キズや汚れがある場合は必ず説明して、そのうえで「未開封です」や「動作に問題はありません」のように、プラスとなる点も書き添えておくことが大事ですね。商品名は40文字、説明文は1,000文字まで入力できますが、文字数いっぱいに情報を詰め込む必要はありません。

ガジェットのスペックなど、細かく書く人は少ない印象があります。

スペックの情報は検索すれば調べられますし、それよりは、いつ入手したか、どう使っていたか、といった情報のほうが重要ですね。

なるほど! あと、検索されることも意識したほうがいいですよね。商品名やガジェットの型番を正確に書くとか。

検索を意識することは大事ですね。商品名と説明文中のキーワードは検索の対象になります。商品名そのものだけでなくメーカー名や型番、衣類ならブランド名、本なら著者名など、どんなキーワードで検索した人が買ってくれそうか考えて、入れておきましょう。

バーコード出品などで、商品の説明が自動的に入力されるときに、ハッシュタグも入力されるじゃないですか。ぼくは付けていませんでしたが、ハッシュタグも付けたほうが効果的ですか?

ハッシュタグをタップすると、同じハッシュタグの付いた商品を探せます。なので、探しやすさはアップすると思います。なお、メルカリの利用規約では検索されやすさを重視しすぎてキーワードやハッシュタグを羅列する行為は禁止しています。ハッシュタグも常識的な範囲で使って、商品と無関係なものまで入力するような、やりすぎは避けていただくようお願いいたします。

ぎっしり並べるんじゃなくて、主なものを2、3ぐらい。なくても普通に文章中にキーワードを入れていれば大丈夫、という感じでしょうか。

そうですね。商品を求めている人が検索しそうなキーワードを書き込んでいってください。

価格は「送料込み」で、最初は強気に設定

何となく気になっていたハッシュタグのことも聞けて、スッキリしました。さて、価格を決めて、いよいよ出品しましょう!

フィギュアの価格は、送料込み(出品者負担)で出品するためフィギュア代+送料分600円と考えて、1,000円ではフィギュアが安すぎるので切りよく2,000円スタートとしました。お店で購入したときの正確な値段は忘れてしまいましたが、2,000~3,000円ほどだったと思います。単価が低いと送料分が気になる印象ですが、同じ商品の出品が見当たらなかったこともあり、最初はやや強気の設定です。

ScanSnapは、中古店の買い取り価格や、直近にメルカリで売れた同型製品の価格を調べて検討しました。中古店の買取価格を調べると、箱や付属品がなく動作に問題がない製品の買取価格が最低で4,500円ぐらい。メルカリでは8,000~9,000円ぐらいで売れている場合もあるようです。そこで、希望も込めて9,000円(送料込み)で出品することにしました!

出品画面で4点の写真を撮り込み、商品名、説明文を入力していきます。ScanSnapの出品では、付属品と汚れについてしっかりと説明を行います。

「商品の詳細」としてカテゴリーのほか、「商品の状態」を選択する項目があります。SnanSnapは了承のうえ買ってもらえるよう「傷や汚れあり」としました。配送の方法は「らくらくメルカリ便」の「送料込み(出品者負担)」を選択します。

価格(9,000円)を入力し、販売利益を確認(なお、送料込みの場合は販売利益から送料が引かれます)して[出品する]をタップしたら、出品の手順は完了です!

見られてはいるけれど、なかなか買い手は決まらず...

出品後は、アプリで商品の「見られた回数」(詳細な情報が表示された回数)や「いいね!」の数、コメントをチェックします(すぐに売れれば、売れたことが通知されます)。見られた回数がまったく増えない場合は、興味を持ってくれる人がいないか、うまく見つけてもらえていない状態だと考えられるため、写真や商品名、紹介文を修正したほうがいいです。

出品中の商品の「いいね!」とコメントの数、見られた回数をまとめてチェックできます。

ある程度順調に見られた回数が増えているようなら、しばらく様子を見ましょう。商品に興味を持ってくれる人がいたら、「いいね!」が付きます。値下げ交渉などのコメントが付くこともあります。

フィギュアは順調に見られて「いいね!」が複数付きましたが、2週間以上経っても売れていません。「いいね!」は「商品が気になるので値下げなどがないか継続的にウォッチしたい」というユーザーが使うもので、興味を持つ人はいても、今の価格で買いたいという人はいないようです。

出品直後にコメントで半額への値下げ交渉をされましたが、それはやんわりとお断りしました。代わりに少し値下げして「早い者勝ちでお願いします。」と本文に書き加えました。

値下げ交渉があったとき、提示された額まで下げなくても、少し値下げすることで別の人に(まさに「早い物勝ち」で)売れることがあります。しかし、今回のフィギュアは執筆時点でもまだ買い手がつかず、ハッシュタグを付けたり、本文の説明を加えたり、段階的に値下げしたりしている状態です。

出品してすぐに売れる場合もありますが、こうして、なかなか売れずにやきもきすることがあるのも、メルカリらしさなのかな、と思います。

担当氏のScanSnapは、タイミングの悪いことに、直前に同型の製品がやや安い設定で出品され、すでに「いいね!」が複数付いていました。こちらの商品は価格も高く、見劣りしてしまうようで、見られた数は増えているものの、24時間ほど待っていても「いいね!」が付きません。

そこで、小幅な値下げを提案します。9,000円から8,888円に下げると、千円の位が変わるので印象が変わるのではないでしょうか。そのうえで、使用回数がわりと少なかなったということで、その旨を追記しました。これで興味を持ってくれる人が現れることを祈ります!

どちらも「即売れ」はせず、ちょっと難しい、いや、おもしろい展開になってきました。さて、2つの出品の行方は!? 次回をお待ちください!

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イラスト:沼田健

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