【俺のメルカリ】は、ブロガーのコグレマサト氏が、オジさんにとってのメルカリの魅力や、使いこなし方を紹介していく連載です。毎週金曜日更新。

買い手が付かないまま海外出張へ...

こんにちは、ネタフルのコグレマサトです。前回、実際にメルカリに商品を売りに出しました。ぼくのフィギュアと、編集担当ヤマダ氏のドキュメントスキャナー「ScaSnap S1500M」でしたね。今回は取り引き成立までのやり取りや発送の過程を紹介したいと思います。

ぼくのフィギュアは、なかなか売れずにやきもきが続いていました。半額程度を希望の人はいたので、その額まで下げれば売れるだろうと思いつつ、小幅な値下げを続けていくのですが、なかなか売れず、時おり「いいね!」は増えてもコメントもありません。

メルカリに出品しても売れないものが2、3割はある、という印象をぼくは持っていて、売れないものはしかたがありません。ただ、この連載の企画用にと選んだ商品が売れないのには、ちょっと焦りました。

出品中に1週間ほどの海外出張の予定が入り、しばらくメルカリをあまり見られない期間ができてしまいます。帰国してから、以前のコメントで提示された額まで値下げすればきっと売れてくれる。発送は帰国後だ! と思いつつ旅立ったのでした。

値下げ交渉を受ける、受けないの決め手は?

一方で担当氏のScanSnapは、8,888円への値下げと説明の追記(使用回数は少な目である旨)を行ってから半日ほどした深夜に、7,000円台の値下げの提案がありました!

提示額に不自然な端数があり、「これはなぜでしょう?」と相談されましたが、このような場合、交渉をしてきた人の持つポイント(口座振り込み前の、メルカリ内で保管されている売上金額など)がちょうどそれだけで、手持ちポイント全部を提示されている可能性があります。

手持ちポイントの上限の提示だとすると、こちらから中間の金額を提示しても買ってもらえないでしょう。7,000円台で売れれば、メルカリの手数料(10%)と送料(700円)を引いた販売利益は5,000円以上。想定していた落としどころとしては悪くありません。

しかし、少し前にはもっと高く売れている商品もあるので、ここは悩みどころです。一晩考えてから、翌朝あらためて相談することにしました。

そして、翌朝出した結論は「値下げの提案を受ける」でした。直前に同型の製品が出品されていたと前回も書きましたが、そちらも7,000円台直前まで値下げしているものの、まだ売れていません。そのため、8,000円台で売れる可能性は薄いと見られました。そして「早く決めてしまえば気が楽」ということもあり、決定しました。

商品へのコメントに、出品者から返信して交渉していきます。

値下げ時のトラブル予防策をアドバイス

ここで知っておきたいのが、値下げ時に起こりうるトラブルと、その予防策です。出品中の商品の値段の変更は簡単に行えます。しかし、値下げしたあとで、値下げを希望してきた人以外の誰かが先に買ってしまう可能性もあります。

当然ながら、値下げを希望した人は不満に思うでしょうし、トラブルの原因にもなりかねません。そこで、出品者と値下げ希望者が合意して「○○さん専用。ほかの人には売りません」として出品し直すことがあります。これは「専用出品」と呼ばれる一種のローカルルールとして知られていて、時おり目にする光景です。

このような対応は手間もかかるので、値下げする際に「早い者勝ちでお願いします」と書いておき、別の人が買ってしまっても恨みっこなしで、と予防線を張っておくことをアドバイスしました。

担当氏は提示額に値下げしたうえで「早い者勝ちで」とのコメントを書いて、売れるのを待ちます。ドキドキしながら半日ほどが経過し、深夜になって値下げのコメントをしてきた人に売れました! どうやら、毎日深夜にメルカリをチェックする人だったようですね。そうと知っていれば、夜になってから値下げをしたほうがよかったかもしれません。

初出品の編集担当氏、発送の手軽さに感動!

購入者が決まったら商品を発送しますが、手順はきわめてシンプルです。すでに送料を計算するために箱も用意しているので、あらためて箱詰めして「らくらくメルカリ便」で発送するだけです(発送について詳しくは第3回を参照)。

発送の完了は自動的に購入者へと通知され、購入者が商品を受け取ったら出品者を評価します。そして、出品者も購入者を評価して、取引終了となります。「取引画面」で購入者とメッセージをやり取りできますが、いっさいメッセージのやり取りをしなくても取り引きを完了できます。

担当氏はこの手のメッセージに毎回悩んで、ネットオークションを利用していたときにはテンプレートを作っていたりしたそうですが、これならラクですねと感動していました。出品から発送完了まで、全部で72時間ほど。「売ろう! と思い立ったときのテンションのまま一気に取引完了まで行けるので、疲れなくていい」が、初メルカリ体験の感想だそうです。

購入者が決まると商品の「取引画面」が表示され、取引の詳細や発送の状況を確認したり、メッセージのやり取りをしたりできます。

商品が無事に到着して購入者から評価が行われたら、出品者からも評価をして、取り引きを完了します。

メルカリで売れやすいタイミングはいつ?

今回、自分の出品も通して、あらためて値下げや交渉のタイミングが気になるようになりました。値下げなどは、利用ユーザーが多そうな時間帯(おそらく夜)に行ったほうが効果的なのかもしれませんね。このあたり、まゆみんさんに聞いてみましょう!

もっとも売れやすいのは平日22時前後

こんにちは、コグレです。メルカリでユーザーの活動が盛んになる時間帯や曜日はありますか? そういうタイミングを狙ったほうが売れやすいのかなと思いまして。

こんにちは、メルカリ広報のまゆみんです。利用状況のデータを見ると、もっとも多くの利用があって売れやすいのは、平日の22時前後です。一方で、金曜日や祝日前の夜は、比較的少なめです。休日前夜はほかのことをする人が多いようですね。

利用が多い時間帯を狙って出品したほうが、人が多いタイミングで一覧の上に表示されるでしょうし、売れやすくなりそうですね。

そうですね。ただ、これは一般的な傾向で、主婦向けの商品は昼間でも売れやすかったり、ゲームソフトは深夜1時ごろが売れやすかったりと、ターゲットごとに違いがあります。

なるほど。フィギュアを買う人の場合は、どうなんでしょうね?

「いいね!」した人へのお知らせ機能をうまく使う

こ、今度調べておきますね! ところで、コグレさんはいま出品で苦戦しているようですが、一定金額以上の値下げをしたとき、商品に「いいね!」しているユーザーに通知されることはご存知ですか?

聞いたことはある気がしますが、意識していませんでした。

通知があると「いいね!」していた人はあらためて商品を見てくれるでしょうから、タイミングを狙って値下げすると効果的です。出品後に値下げを行った商品は、やっぱり値下げをしないままの商品よりも売れる傾向があります。

タイミングだけでなく、インパクトのある幅の値下げをすることも大事そうですね。ありがとうございます!

メルカリの「お知らせ設定」の初期状態では「いいね!した商品の値下げ」や「いいね!した商品のコメント」があったときに通知(お知らせ)されるようになっています。出品者が自分の商品に「○○円に値下げしました」のようなコメントをした場合にも通知が行われます。

残念ながら今回は...

さて、ぼくのフィギュアですが、海外出張から帰国して、平日の夜に最初に提案された金額よりも値下げしてみました。しかし、まだ売れません。すでに出品から2週間以上経っており、最初に興味を持って「いいね!」してくれた人たちも、ほかに興味が移ってしまったかもしれません。

今回の原稿のために結論を出す必要もあって、残念ですが、出品をいったん停止することにしました。冒頭のイラストではフィギュアとお別れをしていましたが、実はまだ本棚にいます

出品当初は、もし欲しい人がいれば...くらいの気持ちだったのですが、同じ商品の出品も見当たらず、ぼく自身も価値をはかりかねて、「もしかしたらコレクターの人が高めに買ってくれるかも?」と、つい欲が出てしまったのが、よくなかったかもしれません。

また、これまでは、出品する時間帯や値下げするタイミングについて、特に気にしていませんでした。しかし、より多くの人に関心を持ってもらい、売れるチャンスを最大化しようとするなら、そのあたりを重視することも大事だと感じました。

結果論ですが、「とにかく早く売りさばきたい」と考えるなら、出品直後に提案された値下げに応じれば、すぐに売れたかもしれないのですよね。タイミングの中には「興味を持ってくれた人の気が変わらないうちに」ということも含むのかな、と思います。

今回の教訓:安くて大きい商品は難しい

売り方についても、あらためて考える機会になりました。今回のフィギュアの送料は600円かかりますが、仮に送料込みで1,000円まで値下げすると、手数料が100円(10%)、送料分が600円で、販売利益は300円です。単価が低いのに送料がかかる商品を送料込みで売る場合は、購入者の「1,000円で買った」と、出品者の「300円で売った」で、感覚のギャップがとても大きくなります。

今回のフィギュアは数百円台に設定すると利益がほとんどなくなり、梱包などのコストを考えると赤字にもなりかねません。でも、買う側は送料分もフィギュアの値段と捉えるでしょうから、まだ高いと感じるかもしれません。こうなると、お互いに納得感のある値下げは難しそうです。安くて大きい(送料がかかる)商品は、売り方が難しいですね。

メルカリを眺めていると、小物などをいくつかのセットで売っていることもあります。例えば「フィギュア5点セット」で送料込み3,000円のような設定なら、送料もさほど変わらず、売る側にも買う側にも、もっとお得感のある商品にできるのかなと思いました。

こうした売り方の工夫は、まだまだ考えられることが多くて楽しめそうです。転んでもタダでは起きず、次回以降で掘り下げていきたいと思います!

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イラスト:沼田健

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