SafariがQRコードの画像を解析できる!

スマホで簡単にアクセスできるように、紙のパンフレットやWebページにQRコードが用意されていることがあります。とても便利なのですが、困ったシチュエーションに「スマホのブラウザーにQRコードを表示しているけど、そのスマホでは撮影できない。アクセス先のURLもわからない」というものがあります。

そうです。QRコードをスマホで表示していたら、そのスマホ自身では撮影できず、アクセスもできなくなってしまうのですね。通常では。しかし、iPhoneのSafariでは、表示しているQRコードの画像データを解析し、そのURLを開くことが可能です。

これならカメラで撮影しなくても、Safariで表示したQRコードのURLを開けるわけです。以下に、操作の例を解説します。

Webページ上のQRコードをSafariで読み取る

SafariでQRコードの画像を読み取るには、Webページ上画像が挿入された状態でなく、QRコードの画像だけが表示された状態にする必要があります。そのため、QRコードの画像を長押しして画像だけを開くか、3D Touchで押し込んで画像だけを開いた状態にするかします。

1QRコードの画像を長押しする

、Webページ上にあるQRコードの画像を長押しします。上の画面写真のように、余計な部分があってもQRコードのデータがはっきりとしていれば読み取り可能です。

2画像だけをSafariで開く

メニューが表示されたら[開く]をタップします。3D Touchで画像を押し込んでも、QRコードの画像だけを開いた状態にできます。

3画像を長押しし、URLを開く

QRコードの画像だけが表示された状態になったら、画像を長押ししてメニューを表示させ、["(ドメイン名)"を開く]をタップします。ここで表示されるドメイン名は、QRコードを解析した結果の、開くURLのドメイン名です。

4Webページが開いた

QRコードの画像を表示していたタブで目的のURLが開かれ、Webページが表示されました。

探していた情報がQRコードで見つかった! でもスマホ1台だけでは撮影できない! という状況は日常的に遭遇するものではありませんが、イベント関連などで情報の案内が不十分だと、意外と起こることもあるもの。何も知らないと絶望的ですが、この機能を知っていれば慌てずに済みます。

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