【Minecraftプログラミング】は、「Microsoft MakeCode for Minecraft」を利用してマインクラフトの世界でプログラミングを学ぶ連載です。毎週月~金曜日更新。

Minecraftプログラミング レッスン17条件分岐

たいまつを4回に一度設置するには

条件に応じて処理が変わる

レッスン16までに作ったプログラムは、エージェントが階段を掘るたびに[たいまつ]を設置します。このままでは[たいまつ]がもったいないので、階段を4段掘るごとに1回[たいまつ]が設置されるようにします。

レッスン15で作った「変数」と、このレッスンで説明をする「条件分岐」を使ってプログラミングしましょう。

1段ごとにたいまつを設置させると、大量のたいまつが必要になる

4段ごとにたいまつを設置させると、たいまつを節約できる

1[もし[真]なら]ブロックを選ぶ

HINT 条件分岐とは

常に実行されている処理があり、「もし〜ならば」(条件)の際に違う処理に分岐する動作を条件分岐と呼びます。手順1で選択する[もし[真]なら]の「真」は条件と一致したことを示しており、条件と一致したときにブロックで囲まれた内容が実行されます。

2[[0][=][0]]のブロックを組み込む

HINT ブロックの形が同じものを組み込もう

MakeCodeのブロックは種類によって形が異なります。ブロックをほかのブロックに組み込むときは、同じ形のものを選びましょう。ただし、例外として[論理]カテゴリーの[真]ブロックは変数の楕円形のスペースに組み込めます。また、変数のブロックも[もし[真]なら]などの六角形のスペースに組み込めます。

HINT 比較演算子の等号は変更できる

[[0][=][0]]ブロックの[=]は比較演算子と呼ばれています。両方の値が同じになる[=]のほか、不等号など5種類の比較演算子が用意されており、ほかのブロックに組み込んだ後でもクリックして変更できます。

3変数[count]を組み込む

HINT [変数]ブロックの内容を変更できる

[変数]カテゴリーには変数の種類ごとにブロックが並びますが、プログラミングエリアにある変数のブロックをクリックしても種類を変更できます。ブロックを複製するときは、ブロックパレットからブロックをドラッグするよりも、プログラミングエリアで変更した方が素早く変更できます。

4変数を元に戻す

HINT たいまつを置いたら変数を元に戻そう

[count]変数は1段掘るごとに1つずつ増えていきます。[count]が「4」になったときに[たいまつ]を置くようにプログラミングすると、4段目に[たいまつ]が設置されます。

そのままプログラムが進むと変数は5、6、7と増えていき、[たいまつ]は設置されません。このため、[たいまつ]を置いた後に[count]変数を初期化して、再び1、2、3と変数が増えて4段目に[たいまつ]が置かれるようにします。

この一連の流れは、一定の間隔で何かを実行したいときによく使われるので覚えておきましょう。

テクニック 落盤が起こることもある

エージェントが掘り進める途中に[砂]や[砂利]などのブロックがあると、エージェントが掘ったスペースに落ちてきます。エージェントが前に進めず、下方向にだけ掘り進むため大きな段差ができる場合があるので注意しましょう。

また、[水]や[溶岩]が噴出した場合、プレイヤーが進むのは困難となります。特殊なブロックにぶつかってしまったときは、エージェントを呼び戻して別の場所から掘削しましょう。

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