【Minecraftプログラミング】は、「Microsoft MakeCode for Minecraft」を利用してマインクラフトの世界でプログラミングを学ぶ連載です。毎週月~金曜日更新。

Minecraftプログラミング レッスン18動きながら壊す

エージェントがブロックを壊す動きを作るには

エージェントが移動しながら掘る

[エージェントの設定を追加]ブロックを使うと、エージェントにさまざまな能力を追加できます。[動きながら壊す]のブロックを使うと、エージェントが進行方向のブロックを壊しながら移動できるようになります。プログラム全体のブロック数を少なくできるので、使い方を覚えておきましょう。

エージェントに地下まで掘削させる

「プレイヤーの身長+1ブロック分」を移動して掘り進めさせる

1初期のコマンドを作る

HINT 実行ファイルを読み出して別名保存する

エージェントを動かすプログラムを作成しておき、それを開いてから新しいプロジェクトを作ると手間を省けます。プロジェクトは自動的に上書きされるので、作業を進めたら別名で保存しておきましょう。

2コマンド用のブロックを準備する

HINT 「mine」(採掘)はマインクラフトの基本

マインクラフトはさまざまな遊び方ができます。[サバイバル]のゲームモードを開始した直後だとプレイヤーは何も持っていません。資源や食料を採取したり、道具を自分で作ったりしながら安全を確保する必要があります。地下には資源が豊富に存在しますが、転落や落盤、モンスターとの遭遇など死と隣り合わせでもあります。地下の採掘はマインクラフトの醍醐味といえます。

3[動きながら壊す]ブロックを接続する

HINT 壊せるブロックの種類は変わらない

手順3で設定した[動きながら壊す]は、レッスン13で説明した[エージェントに[前]を破壊させる]ブロックと同じ働きをします。エージェントが壊せるブロックの種類も同様で、ゲームモードが[サバイバル]のときでも[岩盤]ブロックを壊せます。

HINT ほかのコマンドでブロックが壊れることもある

[エージェントの設定を追加]ブロックはプログラム全体で有効になるため、手順3以降にチャットコード「mine」を実行し、エージェントを動かす「move」を実行すると、エージェントは前にあるブロックを壊して進みます。

エージェントの設定を元に戻すには、MakeCodeのプログラム内容を変更するか、手順3を参考に[エージェントの設定を追加[3.動きながら壊す][偽]]のブロックを追加しましょう。

4エージェントを上に進める

HINT 最初に2ブロック上に移動させる

プレイヤーが通りやすいように、エージェントには高さ3ブロックの坑道を作らせます。最初に2ブロック上に移動させて、プレイヤーの頭上1ブロック分までを破壊させます。この状態では、エージェントは空中に浮かんでいます。

5エージェントを前に進める

HINT 前には1ブロックのみ進める

エージェントが奥へと掘り進める動きは1ブロックのみとします。1ブロック以上移動させると、プレイヤーが通れるような坑道にはならないので注意しましょう。

6エージェントを下に進める

HINT ブロックの順番をチェックしよう

エージェントを下に2ブロック移動すると、エージェントはプレイヤーと同じ高さに戻って1ブロック分の坑道が完成します。なお、エージェントを前に1ブロック進めてから上に2ブロック移動させ、次に下に2ブロック移動させても同じ内容のプログラムとなります。ブロックの順序を変え、チャットコマンド「mine」を実行してみましょう。

テクニック 坑道の長さと高さを確認しよう

エージェントを[丸石]の壁などに対面させてこのプログラムを実行すると、最初の1回は動作のたびにブロックを破壊して進み、次からは前と下に動くときのみブロックを破壊します。エージェントが一度に掘り進める長さは1ブロック分であることを確認しましょう。

また、このプログラムでは坑道の高さが3ブロックになるように設定しています。プレイヤーが通る高さは2ブロックあれば足りますが、3ブロックにすることでプレイヤーが上方向を確認しやすくしています。