見た目を分かりやすくしてスペースも有効活用

オフィスや自宅で毎日のように使うWindows 10ですが、「タスクバー」の使い勝手はいかがですか？

通常は画面の最下部にあるタスクバーは、Windows 10の中でも、特に使用頻度の高いユーザーインターフェース（UI）です。「どのウィンドウを開いているのか分かりにくい」「あまり使わない検索ボックスがムダに場所をとっている」など、何となくストレスを感じているなら、自分好みにカスタマイズしてみましょう。

例えば、タスクバーは以下のようにカスタマイズできます。

通常は最下部にあるタスクバーを左側に移動して、検索ボックスを非表示にしました。

かなり見た目が変わり、使い勝手も変わってくる印象がしますよね。【Windows Tips】第17回では、タスクバーを自分好みにカスタマイズするおすすめの方法を紹介しましょう。

1．ボタンの結合を解除する

まずは「どのウィンドウを開いているのか分かりにくい」問題を解決します。

以前のWindowsでは、タスクバー上のボタン（タスクバーボタン）に開いているウィンドウの名前が常に表示されていたのですが、Windows 10ではアプリごとに1つのボタンにまとめられ、マウスカーソルを合わせない表示されない仕組みになっています。

これを解決するには、タスクバーの設定画面で［タスクバーボタンを結合する］を無効にします。

1タスクバーの設定画面を表示する

タスクバーの何もないところをクリックして［タスクバーの設定］を選択します。

2タスクバーの結合を解除する

［タスクバーボタンを結合する］の選択肢から［結合しない］を選択します。

3タスクバーボタンの結合が解除された

タスクバーボタンの結合が解除され、ウィンドウの名前が表示されるようになりました。

2．タスクバーのサイズを変更する

タスクバーボタンの結合を解除しても、開いているウィンドウの数が増えると幅が狭くなって、やはり見にくくなります。タスクバーの高さを広げて、多段表示できるようにしてみましょう。

標準では、タスクバーは動かないように固定されています。ロックを解除してからタスクバーの境界線をドラッグしてサイズを変更します。

1タスクバーのロックを解除する

タスクバーの設定画面を表示しておきます。［タスクバーをロックする］のスイッチをオフにします。

2タスクバーの高さを変更する

タスクバーのロックが解除されました。境界線を上にドラッグすると高さが広がり、ウィンドウの名前を表示する部分も広くなります。

3．不要なボタンを非表示にする

「ここに入力して検索」と表示されている検索ボックスは、大きなスペースを占有している割に、あまり使うことがない人も多いのではないでしょうか。

また、音声アシスタントの「Cortana」（コルタナ）やタスクビューのアイコンも、実は使用頻度の低い項目です。これらを非表示にするのも、タスクバーを使いやすくするうえで有効です。

タスクバーを右クリックしてメニューを表示します。［検索］から［検索アイコンを表示］を選択すると、検索ボックスをアイコンのみのコンパクトな表示に変更できます。また、［Cortanaのボタンを表示する］と［タスクビューボタンを表示］を選択してチェックマークを外すと、それぞれが非表示になります。

4．タスクバーを小さくする

タスクバー自体を小さくする方法もあります。デスクトップを広くしたいときには有効ですね。タスクバーの設定画面で［小さいタスクバーボタンを使う］のスイッチをオンにします。

1タスクバーを小さくする

タスクバーの設定画面で［小さいタスクバーボタンを使う］のスイッチをオンにします。

2タスクバーが小さくなった

タスクバーボタンが小さくなり、タスクバーの高さも低くなります。

なお、タスクバーの位置は、タスクバーの設定画面にある［画面上のタスクバーの位置］で設定できます。ほぼ毎日操作するタスクバーは、ストレスのないようにカスタマイズしておきましょう。