気象庁や自治体が発表するデータをまとめて確認
2019年10月12日に上陸し、日本各地に大きな被害をもたらした台風19号。特に河川の破堤・越水による洪水、都市部での内水氾濫といった水害が、新聞やニュース番組で盛んに報道されました。
10月21日20時現在では、温帯低気圧に変わった元台風20号が紀伊半島に接近、台風21号が太平洋沖から北上している状態で、今年の台風には依然として注意が必要となっています。そこでチェックしておきたいのが、水害の原因となる河川の水位情報やライブカメラの画像です。
こうしたデータはさまざまなWebサイトで配信されていますが、中でもオススメなのが「Yahoo!河川水位情報」。国土交通省や気象庁、自治体から発表される各観測所の水位やライブカメラを、1つのサイトでまとめてチェックできます。
ここではスマートフォン(iPhone XS)の画面を例に、操作方法を見ていきましょう。
Yahoo!河川水位情報で水位やライブカメラを確認する
1Yahoo!河川水位情報にアクセスする
Yahoo!河川水位情報にアクセスします。地図上で河川を探すこともできますが、調べたい河川の名前で調べたほうが早いでしょう。[河川名で検索]の欄をタップします。
2河川名で検索する
ここでは例として、記事執筆時点で大雨が予想されている紀伊半島の河川「紀の川・吉野川」を調べます。河川名を入力して、該当する河川をタップします。
3観測所の水位を確認する
紀の川・吉野川が選択されました。いくつかの観測所のうち、水位が高く「水防団待機水位超過」となっている「湊」観測所が表示されています。
4観測所を選択する
画面を下にスクロールすると、観測所が一覧表示されています。ライブカメラを確認したい観測所をタップします。
なお、基準水位の説明は以下のようになっています。「平常」→「水防団待機水位」→「氾濫注意水位」→「避難判断水位」→「氾濫危険水位」の5段階です。
5ライブカメラを選択する
画面が自動的にスクロールして地図が表示されます。そのままでは小さいので、[+]をタップして拡大しましょう。カメラのアイコンをタップすると、観測所付近のライブカメラの画像が表示されます。カメラのアイコンが河川名などで隠れてしまうときは、地図をドラッグして移動したり、拡大率を変更したりしてください。
多摩川の水位やライブカメラを確認する
2019年の台風19号では、武蔵小杉や二子玉川、田園調布といった首都圏の地域でも浸水の被害が発生しました。その原因となった多摩川の情報も、Yahoo!河川水位情報で調べられます。
以下は多摩川を検索・選択したあとの画面です。
6多摩川の観測所を選択する
観測所の一覧から、例として[田園調布(上)]をタップして調べてみます。
7ライブカメラを選択する
地図を拡大して、付近にあるカメラのアイコンをタップすると、ライブカメラの画像が表示されました。
8浸水想定区域を表示する
地図上の色分けは、通常は[雨雲]が選択されていますが、[浸水想定区域]に変更することもできます。
荒川の水位やライブカメラを確認する
氾濫した場合、首都圏に大きな被害をもたらす河川としては荒川も挙げられます。以下はYahoo!河川水位情報で荒川を検索・選択したあとの画面です。
ここではライブカメラの画像を連続して表示する方法も見てみましょう。
9荒川の観測所を選択する
観測所の一覧から、例として[岩淵水門(上)]をタップして調べてみます。
カメラのアイコンをタップすると、ライブカメラの画像が表示します。ここで[次のカメラ画像]をタップします。
「岩淵水門」→「五色桜大橋」→「西新井橋上流」といったように、河口側の観測所に向かって次々にライブカメラが切り替わります。
Yahoo!河川水位情報は、パソコンやタブレット端末(iPadなど)でももちろん表示できます。ここではスマートフォンで解説しましたが、自宅でパソコンを使える場合は、パソコンの大きな画面で調べるといいでしょう。