【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。

パソコン仕事術 033

得意先の人名や商品名は間違う前に単語登録する

効果: 短縮 ミス防止 時短レベル:4

「正しい変換結果」を登録して失礼なミスを防止

Microsoft IMEには、辞書に載っていない単語を独自に登録できる[単語の登録]機能があります。特殊な単語を登録したり、記号や絵文字を登録したりして使うのが一般的ですが、ビジネス用途では「間違えてはいけない人名や商品名」を登録しておくと頼りになります。

例えば、取引先に「山田知美」さんと「長野智美」さんという漢字が違う同名の人がいる場合、いざ宛名などを入力するとき、どちらの字だったか迷って間違えてしまいそうです。しかし「やまだともみ」「ながのともみ」でフルネームを単語登録しておけば、間違いを防止できます。

このように、取引先の人名や商品名、ブランド名など、間違えそうだけれど間違えては失礼にあたる言葉を単語登録することでミスを防ぎ、同時に、毎回正式名称を調べたりする手間を省略できるようになります。

間違えたくない人名をユーザー辞書に登録する

人名を登録する場合は[単語の登録]で[品詞]の[人名]を選ぶのが一般的ですが、ここでは[短縮よみ]を選択しています。

[短縮よみ]でフルネームを登録すると、「やまだともみ」を変換したときにほかの人名の候補が表示されず「山田知美」だけが最初の候補として表示されるようになります。これによって、間違いなく登録した単語を選択できます。

ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
短縮 操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
整頓 データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミス防止 ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ

「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。