【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。

パソコン仕事術 071

「○○の候」といった挨拶文はWordに任せる

効果: 短縮 ミス防止 時短レベル:4

ビジネス文例集を調べる時間が不要に

「拝啓」から始まる丁寧なビジネス文書を作成するのは、慣れていないと大変な作業です。勝手が分からず、ビジネス文例集のような本やWebページを参照しながら文書を作った経験を持つ人も多いのではないでしょうか。

しかし、Wordの機能を使えば、こうした文書の作成は非常に楽になります。頭語の「拝啓」を入力して[Enter]を押せば対応する結語の「敬具」が自動的に文末に挿入されます。また、[あいさつ文の挿入]機能を使えば、一覧から選ぶだけで時候にあった挨拶文を作成できます。

頭語・結語と時候の挨拶を入力する

ビジネス文書について基礎的な知識があれば、適切に語句を挿入し、具体的な表現も提案してくれる機能は、とても頼りになります。

なお、操作4で[あいさつ文]をクリックして選択できる[起こし言葉]は「他でもございませんが」のような本題に入る前の一言、「結び言葉」は「まずは要件のみ。」のような本題を終える一言です。あわせて活用しましょう。

ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
短縮 操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
整頓 データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミス防止 ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ

「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。