配列の利用
複数の値を返す関数を配列数式として入力する
関数の中には、複数の値を一度に返すものがあります。そのような関数では、結果が複数個求められるので、結果を表示したいセル範囲を選択しておいてから、関数を配列数式として入力します。たとえば、度数分布(どの範囲の値が何個あるか)を求めるためのFREQUENCY関数は、結果を複数個返すので、配列数式として入力します。
活用のポイント
- 複数の値を返す関数を配列数式として入力する場合は、結果を表示したいセル範囲を選択してから数式を入力し、最後に[Enter]キーではなく、必ず[Ctrl]+[Shift]+[Enter]キーを押す必要があります。
- 複数のセルに入力した配列数式は、一部のセルだけを修正したり、削除したりすることはできません。複数のセルに入力した配列数式を修正するには、配列数式が入力されたセルのどれかを選択して[Ctrl]+[/]キーを押し、配列数式が入力されたセル全体を選択してから、数式を修正する必要があります。
- このような関数を入力するときに[Enter]キーを押すと、結果の配列の先頭の要素だけが表示されます(エラーを返す関数もあります)。