セル参照
INDIRECT 参照文字列をもとにセルを間接参照する
対応バージョン:
セル参照を表す文字列を利用して、そのセルの参照を求めます。戻り値として返されるのは、参照先のセルの値ではなく、セル参照であることに注意してください。
入力方法と引数
INDIRECT
参照文字列 | セル参照を表す文字列をA1形式またはR1C1形式で指定します。 | |
---|---|---|
参照形式 | [参照文字列]の形式を以下のように指定します。 | |
TRUEまたは省略 | [参照文字列]はA1形式で表されている | |
FALSE | [参照文字列]はR1C1形式で表されている |
活用のポイント
- 戻り値はセルまたはセル範囲の参照です。SUM関数の引数のように、引数のなかでセル参照が指定できる場合、その位置にINDIRECT関数を指定することもできます。
- 文字列を引数に直接指定する場合は「"」で囲んで指定します。
- 使用例のように、[参照形式]をA1形式とした場合、[参照文字列]には"E5"のように列 を英字、行を数字で表した文字列を指定します。一方、[参照形式]をR1C1形式とし た場合、[参照文字列]には"R4C6"のような文字列を指定します。これは、行(R)位置 が4、列(C)位置が6であることを表します(セルF4に当たります)。R1C1形式は、マ クロ(VBA)を使ってセルの位置を計算するときによく使われる形式です。