正規分布
NORM.INV 累積正規分布の逆関数の値を求める
NORMINV 累積正規分布の逆関数の値を求める
対応バージョン(NORM.INV関数):
対応バージョン(NORMINV関数):
[平均]と[標準偏差]で表される正規分布関数の[累積確率]から、それに対応するもとの値を求めます。たとえば、テスト結果の分布をもとに、下位から60%以上に入るためにはどれだけの点数を取る必要があるかを求めることができます。
入力方法と引数
NORM.INV
NORMINV
累積確率 | もとの値(x)を求めるための累積確率を指定します。 |
---|---|
平均 | 分布の算術平均(相加平均)を指定します。 |
標準偏差 | 分布の標準偏差を求めます。 |
活用のポイント
- いずれの引数も、省略すると0が指定されたものとみなされます。
- 使用例において、上位10%ということは下位から90%の位置ということなので、セルA3には0.9が入力されています。なお、この例はテストの結果が平均が60点、標準偏差が10点の正規分布に従っている場合の例です。
- 平均が0、標準偏差が1の正規分布を標準正規分布と呼びます。標準正規分布の場合、NORM.S.DIST関数(NORMSDIST関数)やNORM.S.INV関数(NORMSINV関数)を利用したほうが便利です。
- NORMINV関数は、NORM.INV関数の互換性関数です。