ワザ1
インターネット広告のしくみを理解しよう
さまざまな種類があるインターネット広告
基本1では、Google AdSenseを「サイトに広告を掲載することで収益を得られるサービス」と解説しました。サイトに掲載される広告は、一般に「インターネット広告」と呼ばれます。
ひと口にインターネット広告といってもさまざまな種類があり、それらについて正しい知識を持つことは、今後、サイトの収益化を実現していく第一歩になります。ここではサイト運営者向けにポイントを絞って解説するので、ぜひ覚えておいてください。
まず、インターネット広告を分類するうえでは、広告費が発生するしくみと広告が表示されるしくみを理解しておく必要があります。広告費が発生するしくみは、サイト運営者にとっての収益(広告主にとっては費用としての広告費)がどのように発生するかで何種類かに分けられます。詳しくは以下の図にまとめていますが、近年は「クリック保証型広告」「インプレッション保証型広告」「成果報酬型広告」が主流です。一方、広告が表示されるしくみについては、「検索連動型広告」「コンテンツ連動型広告」「行動ターゲティング広告」がトレンドになっています。
AdSenseはクリック保証型&コンテンツ連動型
AdSenseでは「サイトの内容に適した広告が自動的に配信される」とともに、「訪問者が広告をクリックすることにより収益が発生」します。以下の図でいうと、広告費が発生するしくみはクリック保証型広告、広告が表示されるしくみはコンテンツ連動型広告、ということになります。また、「訪問者の興味や関心と連動する広告も導入」されているので、行動ターゲティング広告の特徴も併せもっています。
広告による収益化に早くから取り組んでいるサイトでは、AdSenseに加えて成果報酬型広告も取り入れるなど、異なる種類の広告を組み合わせているケースもあります。いずれの広告にも一長一短があるので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
Tipsテキスト広告とバナー広告
インターネット広告の種類を表す用語としては、「テキスト広告」と「バナー広告」もよく耳にします。テキスト広告は文字で表される広告、バナー広告は画像で表される広告を指しています。AdSenseでは、画像などで表される広告を「ディスプレイ広告」と呼びます。
これだけは知っておきたいインターネット広告のしくみと分類
こぼれ話大手サイトで掲載される「純広告」と「記事広告」
広告主に対して直接アピールできる営業力をもっていたり、強力な集客力をもっている大手サイトでは、AdSenseのような広告サービスを介さない広告を掲載していることがあり、それらは「純広告」と呼ばれます。また、報酬をもらって広告主の商品やサービスを紹介した記事は「記事広告」と呼ばれ、記事のタイトルや本文末尾に「PR」「広告」などと表記されます。
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