ワザ36

広告のサイズやタイプ、ターゲットタイプごとの差を確認しよう

自分のサイトで人気がある広告サイズが見つかる

 以前のワザで解説したように、Google AdSenseではさまざまな広告サイズと、2種類の広告タイプを設定できます。サイトのレイアウトやコンテンツによって、どのような広告が成果を上げやすいかは千差万別ですが、それだけに、自分のサイトの傾向を把握しておくことは非常に重要です。下に掲載している画面を見ながら解説していきましょう。

 パフォーマンスレポートの[広告サイズ]画面では、広告サイズごとの収益額の比率や各指標を見ることができます。通常、多用している広告サイズの数値が大きくなりますが、あまり使っていないにもかかわらず高い成果を上げているサイズを発見したら、そのサイズの広告ユニットを効果的に配置できるレイアウトを考えてみてもいいでしょう。

広告タイプやターゲットのタイプの収益比率を見る

 [広告タイプ]画面では、テキスト広告は[テキスト]、ディスプレイ広告は[画像]、[リッチメディア](動画)、[アニメーション画像]といったように、細分化された内訳が表示されます。通常は[画像]のRPMが高く、見積もり収益額も上位になります。一方で[テキスト]は、広告リクエストやCTRが高くなる傾向があります。

 [ターゲットのタイプ]では、ワザ22で解説したインタレストベース広告とコンテンツターゲット広告の比率を確認できます。現在では多くのサイトで、インタレストベース広告のほうがよい結果になるようです。

 いずれのレポートでも、ワザ35で解説したディメンションを追加することで多角的な分析が行えます。たとえば、パソコンではインタレストベース広告、スマートフォンではコンテンツターゲット広告のほうが成果が高いなど、サイトの改善に直接役立つわけではないものの、興味深いデータを発見できるかもしれません。

Tipsテキスト広告は広告の数が豊富

Google AdWords(ワザ2で解説)では主に検索連動型広告が出稿されますが、検索連動型広告は基本的にテキスト広告となります。そのため、テキスト広告は出稿されている数が豊富で、AdSenseでも広告リクエストが高くなる傾向があります。

広告サイズ、広告タイプ、ターゲットタイプの指標の見方

広告サイズ

広告サイズ

[見積もり収益額]では多用しているサイズ、[広告リクエストCTR]は大きなサイズほど上位になる傾向。リンクユニットのサイズは[カバレッジ]が低くなる。

広告タイプ

広告タイプ

[見積もり収益額]では[画像]と[テキスト]が大半を占め、[画像]がもっとも高い傾向。ただし、広告ユニットの作成時に、テキスト広告またはディスプレイ広告のいずれかに絞っている場合は異なる割合になる。

ターゲットのタイプ

ターゲットのタイプ

[見積もり収益額]は[インタレストベース]と[コンテンツ]が半々か、前者のほうが多い傾向。[広告リクエスト]はコンテンツターゲット広告のほうが多くなる。偏っている場合はワザ22の設定を確認する。

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