あれ? できるもん、なんか落ち込んでいるね。
テストの点数が悪くて......。ママに見せたら叱られるもん><
何点だったの?
42点ですもん。今日のテストはみんな点数が悪かったねと先生は言ってましたけど、平均点は53点だそうですもん。
あら、平均より10点以上悪かったんだ......。
でもね、一部の頭のいい子が平均点を釣り上げていると思うもん。友達は40点ぐらいが多いから、僕も普通だと思うもん。なんか納得できないもん。
でも、それじゃあ、ママは納得してくれないよ。数字でママに説明してみたら、許してもらえるかもよ!
えーっ、なんか難しそうですもん......。算数苦手ですもん。
できるもんを手助けしてくれる私の友達を紹介するね! 「できるやさしく学べる統計入門」の本でも登場してくれた綱島久美さんだよ。
「平均値」と「中央値」の違いって?
はじめまして、できるもん! カイプランニングの綱島久美です。
はじめまして。一緒に叱られてくれるんですもん?
いえいえ、それは勘弁!! でも「平均」について説明すれば、ママもわかってくれるかもしれないわよ。
さっそくだけど、今回のテストの、友達の点数はわかるかな? Excelに入力してみて。
こんな感じですもん!
なるほどね。では、はじめに平均値を求めてみましょう。計算の方法はわかるかな?
それは分かりますもん! 「みんなの点数の合計÷足した人数=平均」ですもん。
そうね! Excelなら「AVERAGE」関数を使って「=AVERAGE(B2:B10)」で求められるわ。
やっぱり平均値は53点ですもん><
でも、できるもんの言う通り、AさんとEさんの2人が突出していて、平均値を釣り上げているわね。突出した数字があるときは、平均値として計算される数字と、実感として納得できる平均的な数字に差が出てくることがあるから、真ん中の値を求めてみましょう。
真ん中の値?
「中央値」と言ってね、すべての値を小さなものから順に並べたときに、ちょうど真ん中にある値のことよ。例えば「2,3,5,9,35」の中央値は5になるの。
真ん中の数字に、どういう意味があるんですもん?
例えば、ある国の平均年収を計算するとき、一部のお金持ちと、大多数の貧しい人たちがいたとすると、平均値は一部のお金持ちの影響で大きな数字になって、大多数の人たちの実感とは合わない数字になることがあるのよ。
そのようなとき、中央値を使うと、全人口の中で真ん中の人の年収が取り出されて、大多数の人たちの実感に近い値を取りやすくなるの。つまり、少数の突出した数値があるときに、大多数の実感に近い「平均的な値」を取り出せるのが中央値というわけ。
なるほど! 雑誌に出てくる平均年収や平均貯蓄額とか、高いなーと思うことが多いんですよ。一部のお金持ちが平均値を上げている可能性がありますね。
そうね!そういう一部の突出した値の影響を受けたくないときは、中央値で計算しましょう。「MEDIAN」関数を使えば簡単に求められるわ。
「=MEDIAN(B2:B10)」で計算すると、テストの中央値は42点になったわ。
点数順に並べ替えてみると、42点が真ん中ということがよく分かるね。
おお! 平均よりは低かったけど、中央値ならちょうど真ん中だもん! これならママも僕の努力を認めてくれるかも! ありがとうですもん!
できるもん、これで安心しちゃダメだよ! 良くも悪くもない点数なんだから。次回のテストでは、中央値以上の点数を目指してね^^
できるもん、良かったね! 綱島さんがやさしく統計について教えてくれる本はこちらです。
「平均値」と「中央値」の違いや使い分け方から始まって、難しいと思われがちな統計分析をExcelでスイスイと進める方法と、分析結果の使い方がわかりますよ。
できる やさしく学べるExcel統計入門 難しいことはパソコンにまかせて 仕事で役立つデータ分析ができる本
羽山 博&できるシリーズ編集部
定価:本体1,980円+税
(第1章のPDFを無料配布中)
宣伝ありがとうございます^^ 第1章はこちらのページから無料で読めるので、ぜひ試し読みしてみてください。
▼関連記事