主キーって何?
主キーとは、テーブル内のレコードを識別するためのフィールドです。以下の条件に当てはまるフィールドを主キーに選びます。
- テーブル内の他のレコードと値が重複しない
- 必ず値が入力される
テーブルにこのようなフィールドが存在しない場合は、オートナンバー型のフィールドを設けると、自動的にレコード固有の値が割り振られます。
テーブルに主キーを設定するには
主キーの設定は、デザインビューで行います。主キーを設定したフィールドには、自動的にインデックスが作成されます。また、[値要求]プロパティが自動で[はい]に設定されるので、入力漏れの心配がありません。
主キーは絶対に必要なの?
新しいテーブルに主キーを設定しないで保存しようとすると、「主キーが設定されていません。」という内容のダイアログボックスが表示されます。
主キーを設定すると、並べ替えが高速になる、他のテーブルと連携できるというメリットがあります。複数のテーブルを連携させながら大量のデータを扱うAccessの特徴を生かすためにも、主キーを設定した方がいいでしょう。
「主キーが設定されていません。」という内容のダイアログボックスで[はい]ボタンをクリックすると、「ID」という名前のオートナンバー型のフィールドが自動的に追加され、そのフィールドが主キーに設定されます。
なお、テーブル内にすでにオートナンバー型のフィールドが存在する場合は、そのフィールドが主キーに設定されます。
主キーを解除するには
デザインビューで主キーフィールドの行セレクターをクリックして、[テーブルツール]の[デザイン]タブにある[主キー]ボタンをクリックすると、主キーを解除できます。
また、別のフィールドに主キーを設定することでも、元のフィールドの主キーを解除できます。主キーを解除しても、フィールドやそこに入力されたデータはそのまま残ります。